いやぁー、引き続きぶっ飛ばしたい気分。 そんなときはコイツでいこう。 ジョージ・サラグッド&ザ・デストロイヤーズ。 デストロイヤーってくらいなもんで、もう奔放に暴れまくりのアメリカン・ロックンロール&ブギー! 一曲目からぶいぶいぶっ飛ばしまくりのIf You Don't Start Drinkin' 、続くLong Distance Loverもぎゅいんぎゅいんのハード・ブギー。そしてサラグッドさんのギターが唸りまくるMad Man Bluesはジョン・リー・フッカーのカヴァー、さらにテンポをあげてのBoogie People。 いやぁー、かっこいい。 このガサツでゴーカイでワイルドなロックンロールの気持ちよさは自分的にはパンクに近い感じのスカッと爽快、アクセル全開の気持ちよさなのです。 スライド・ギターのうねりもかっこいいマディのI Can't Be Satisfied、続くはハウリンウルフのNo Place to Go、フライング・ブリトー・ブラザースも演っていたカントリー・ナンバーのSix Days on the Roadは、ジョージの手にかかればバリバリのアメリカン・トラック野郎賛歌に。そしてポール・バタフィールド・ブルース・バンドのBorn in Chicagoと名曲カヴァーであおりまくり。 一曲ほっこりとカントリー・テイストのOklahoma Sweetheartをはさんで、ラストはまた大ロックンロール大会のチャック・ベリー・ナンバー、Hello Little Girlまでぶりっぶりの男汁あふれまくりのかっこよさ。 こういうのを聴くと、スティーヴィー・レイ・ヴォーンとかですら、何ちんたらダラダラとギター弾いとんねん、みたいな気持ちになるわけです。 荒くれたギター、がさつなだみ声ヴォーカル、そしてタイトなリズム。 おらぁーっ、ビールおかわりさっさと持ってこんかーいっ!みたいな気分でぐでんぐでんになれること間違いなしです。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
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