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♪KINKS

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Kinks / The Kinks

Beautiful Delilah
So Mystifying
Just Can't Go to Sleep
Long Tall Shorty
I Took My Baby Home
I'm a Lover Not a Fighter
You Really Got Me
Cadillac
Bald Headed Woman
Revenge
Too Much Monkey Business
I've Been Driving on Bald Mountain
Stop Your Sobbing
Got Love If You Want It

妙に冷えきらない暖冬傾向の今年の冬。
冬はあんまり好きではないけれど、それなりに覚悟していたわけで、ちょっと手応えなくって物足りない感じも少し。なんとなーくピリッとしないんだよなぁ。
三が日しか休みなかったので正月ボケになるほど休んだわけでもないのだけれど、年末からずっとゆるゆるペースが続いてる感じ。

イギリスのロンドンの今日の気温は日本よりも少し寒い9℃。
1960年代はじめ、黒人音楽に衝撃を受けてバンドを始めた若者たちがイギリスにいた。
ビートルズ、ローリングストーンズ、フー、アニマルズ、そしてキンクス。
最初にラジオでビートルズを知って、それからあっちこっち手当たり次第にいろんなバンドを聴いたのだけれど、キンクスにはどこか取っつきにくい印象があった。クールでニヒル、ちょっと斜に構えた、みたいな。
ビートルズは明るく「ハハハ!」と笑う。フーは豪快に「ギャハハ!」、ストーンズたちは「フンッ!」「ヘッ!」って感じ。で、キンクスは「ニヤッ」と笑うのだ。(ちなみにアニマルズは笑わない。)
このアルバムは1964年のキンクスのファースト・アルバム。
「ニヤッ!」と笑うキンクスらしさは後の『ローラvsパワーマン』や『アーサーもしくは大英帝国』『マスウェル・ヒルビリーズ』の方がらしいのだけれど、このファーストの荒削りで暴力的なキンクスも好きだ。たぶんここに挙げたどのバンドよりも暴力的だと思う。ビートルズのやんちゃな明るさや、アニマルズのどす黒いブルースっぽさとは対極の、ちょっと無機質で感情が壊れたような荒々しさというかなー、フーの暴れん坊っぽい荒々しさとも質の違う、ニヤニヤ笑いながら人を刺すような感じっていうかなー。ご多分に漏れずチャック・ベリーやボ・ディドリーやスリム・ハーポのカバーも演っているけれど、ブルースっぽさは希薄でゴリゴリに荒っぽいんですよね。
1曲めのBeautiful Delilahからして荒削りでワイルド。歌っているのはレイ・デイヴィスではなく弟のデイヴ・デイヴィス。キンクスは元々はデイヴとベースのピート・クェイフが始めたんだそうで、デビュー当初はデイヴにもかなり主導権があったみたい。このデイヴさんのパンキッシュとも言えるような荒っぽさはけっこう好きだな。Long Tall ShortyとかI'm a Lover,Not a Fighterとかかっちょいいーよなぁー。
一方のレイ主導の作品とおぼしきI Took My Baby Homeとか後にプリテンダーズがカバーしたStop Your Sobbingなんかはちょっとビートルズっぽくっていわゆる元祖ブリット・ポップというテイスト。
レイ・デイヴィスがかっこいいのはむしろハープ。CadillacとかインストのRevengeとか、かなりいかれまくったハープを吹いている。
そして言わずもがなのYou Really Got Me!間奏前のシャウト、んで、ぐちゃぐちゃのギター掻き鳴らし、これはいつ聴いても来るわー。

仕事も珍しくだらだらモード。誰のために何やってんだろ、なんてちょっとわからなくなってなんとなく虚しさを感じるような気分の日は、こーゆーのでぶっ飛ばすに限る。
ガツンとぶっ飛ばしてくれ。


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コメント

[C2739]

波野井さん、遅ればせながら、新年おめでとうございます。
って、もうすっかり新年気分じゃないけどね(笑)。
キンクス、荒っぽいですよね。フーともストーンズとも違う荒っぽさ、冷たい冬にはとくにはまります。
今年もよろしくお願いしまーす。
  • 2016-01-12 20:04
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C2738]

あけましておめでとうございます!
キンクスの初期のライブはまさに荒々しくて大好きです。
これ、いいですよねえ。
どうしても、初期のアルバムを聴く回数が多くなる私です(^^;)。

今年もよろしくお願いします!
  • 2016-01-12 01:15
  • 波野井露楠
  • URL
  • 編集

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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