Avalon/Roxy Music ブライアン・フェリーやロキシー・ミュージックの作り出す世界はそんなに得意ではないのだけれど、この“AVALON”は別格。滑らかで、幽玄で、奥行きが深くて、気品があり、オーロラの光のようにゆらゆらと輝いて神秘的かつ壮大だ。なんとなく天空に浮かんでいる気分になれる気がする。
Blossom Dearie/Blossom Dearie ちょっと鼻にかかったコケティッシュなヴォーカル、小粋なピアノ。 “春の如く”や“A Fine Spring Morning ”といった春をテーマにした曲が入っているから、というわけでもないけれど、この人のアルバムは春になると聴きたくなる。いや、むしろ甘ったるすぎて春でないと聴けないと言った方が正しいのかもしれない。春という季節には、何かどこか甘い香りがするようなものを引き寄せる不思議な雰囲気があるようだ。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
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