3年連続の11月の東京。 宿もとらずにぶらっと出てきては結局毎年ネット・カフェで一夜を明かしている。 馬鹿ですね(笑)、だんだんと若い頃のようにはいかなくなってきてそういう無理があとあとまで体に残るようになってきたのですが、ふと思ったのはそういうのが自分自身好きなんだろうな、ってこと。 経済的に安く済まそうという意図もないではないけれどそれ以上に、楽しく盛り上がったあとでひとりでホテルに帰って目が覚めたときにふと感じてしまう「俺こんなところで何してるんだ?」感がどうにも虚しくて。 それならばいっそもっとわけのわからないところで行き当たりばったりで寝泊まりして目が覚めた方が気分がラクなのです。例え腰や節々が痛くなったりずしーんと重くなったとしても(苦笑)。 日常から離れて遠い場所にひとりでいる感じは、若い頃にうろうろした旅の感覚を思い出すことができる。 そういうことを感傷ではなく感覚的に思い起こすことって、ともすれば仕事にまみれてだんだんと本来の自分自身の感覚を忘れてしまいそうな今の自分にとって、けっこう大切なリフレッシュの機会でもあるのでしょう。 旅の途中で学んだ大事なことのひとつ、「こんなところで何してるんだ?」とは考えないこと。 そんなことを考えてしまったら、生きていても何にも楽しめなくなってしまうからね。 翌日、寝ぼけた頭でふらふらしていたのは新宿。 昨夜の真夜中のギラギラ感がウソみたいにしょぼんとしている歌舞伎町から花園神社をうろうろして、ディスクユニオンでいくらかの掘り出し物をゲット。ヤマダ電機を覗いて吉野家で牛丼かきこんで、しばらくまたぶらぶらと当てもなく西新宿方面へ。 どこの街でもできそうな何でもないことだけれど、なんだか楽しかった。 新宿といえばこの歌。仲井戸麗市 : 新宿を語る 冬 西口バスターミナル 乾いた空に冬が舞う ホテルの電光クリスマスツリー 雪の休暇を唄ってる DA DA / 仲井戸麗市 たくさんの人のいろんな思いがすれ違ったり交差したりしながら少しづつ姿を変えていく街で、ひとり、大きく深呼吸。
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上京か(笑)、そういわれると確かにあの時間だけってのはもったいないかも、ですね。
気分としては「友達んちで鍋やうよー」って誘われて集まってる感じ、それがたまたま僕の場合日帰りできないような場所だった、っていう感じではあるのですが、せっかくなんでもっといろいろ遊べたらいいですね!
みなさんいろいろお忙しいでしょうが、ぜひよろしくお願いしまーす♪