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♪MUSIC -My Vintage(31)-

Music
Music / Carole King

Released:1971

 いい時もあれば悪い時もある
 ブルースに捕らわれてしまうことも
 ちょうど成し遂げたと思った時に限って
 みんなが噂話しているみたいに思える時
 いっそ自分が得たものを全部手放してしまいたい
 でも、そのことを無駄にはしたくない
 心の中の甘い季節が
 私に語りかけてくる
 そんなに難しいことでもないってこと、知ってるはずでしょう
 海に浮かぶ帆船のように、風にまかせて揺られればいい
    (Sweet Seasons)

よく晴れたいいお天気のお休みに、のんびりと心のお洗濯をするのにはちょうどいい一枚、キャロル・キングの『ミュージック』。
グラミー賞を4部門制覇し15週続けてアルバム・チャートの1位にいたという大名盤『つづれおり』と同じ年のうちに発表された3枚目のソロ作品で、前作が超名盤なだけに地味な存在になりがちだけど、これも名曲だらけの素晴らしいアルバムなのです。個人的には、こっちのほうがよりやわらかくふくよかな肌触りと、穏やかで落ち着いた感じがあって好きだな。
ゆったりしたコンガの音が印象的な「Brother, Brother」ではソウルっぽい雰囲気が、ジャジーでどこまでも昇っていきそうなサックスも印象的な表題曲「Music」はワルツのリズム、「Brighter 」や「Back To California 」ではロックン・ロール、と曲調もバラエティに富んでいて、一方でフォーキ―な「Too Much Rain」やピアノが美しくも力強い「It's Going To Take Some Time」などは『つづれおり』と同じテイストの安心感がある。
そしてアルバムを通じてどの曲にも、やわらかな日差しの降り注ぐような明るさがある。

Sweet Seasons」と並んでもう一曲、大好きなのがこれ。
Song Of Long Ago」。

 誘いもしないのにそよ風がやってきて
 どこか行き場所を探している
 灯りをともさないままほったらかしたランプ
 あなたは私が知りあうべき誰かなのかしら?
 思い出の炎はすぐに火がついて
 琥珀色に灯る
 静かに友と再び手を組んで
 ずっと昔の歌を歌おう

 幸せになれなかった誰かのために涙がこぼれる
 まだ涙することができることを感謝しながら

心を軽く、やわらかく。
たまにはね。のんびりと、穏やかに。
それはとてもたいせつなこと。
そうしなくっちゃ、見落としてしまうもの、見失ってしまうものがある。






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コメント

[C2001]

ひるのまりさん、こんばんは。
「つづれおり」がいいのはもちろんですが、これもいいですよー。
もっともキャロル・キングに良くないものはないのですが。どれもとても癒やされます。
  • 2013-10-10 00:01
  • goldenblue
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  • 編集

[C2000]

このアルバムは持ってないけど 知ってる曲もあり いい感じです♪

「つづれおり」は どんなに時がたっても色あせない不滅の名盤ですね。

  • 2013-10-09 21:41
  • ひるのまり
  • URL
  • 編集

[C1998]

mono-monoさん、こんにちは。
うん、地味だけどいいアルバムですよ、これは。
絶妙のセレクトとはお誉めいただけ光栄ですが、実際のところは大名盤の「つづれおり」を選びたくないという単なる天の邪鬼なのかもしれません(笑)。
  • 2013-10-09 08:08
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C1996]

タイトルといいジャケットいい内容といい、ちょっと地味だけど、味わうほどに良さが分かる素晴らしいアルバムです。
久しぶりに聴きました(笑)。
golden blueさんのセレクト、絶妙です。
続けて、これまた久しぶりに「RHYMES AND REASONS」を聴いてしまいました。
ありがとうございます!

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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