Take this song of freedom Put it on and arm yourself for the fight Our hearts must have the courage To keep on marching on and on (Declaration~Marching On)
ジ・アラーム。ウェールズ出身の4人組。 じゃかじゃかとアコギをかき鳴らしながら「この自由の歌を聴いてくれ!戦いのために、勇気を持たなければ!」なんてシャウトするその名も"宣誓"という名の短いテーマ曲に続いて、なだれこんでいく"Marching On"。 一言でいうとU2がアコギでクラッシュを演ったようなバンドだった。 きっと若い頃にパンクに衝撃を受けジョー・ストラマーに心酔したに違いない、とてつもなく青臭い若き義憤と性急な理想主義に燃えるメッセージを、アコギをじゃかじゃか鳴らして高らかに歌い上げる。 正直言って今聴くと、めちゃくちゃしょうもない。 中途半端に立てた髪や、安物っぽいウェスタン調のファッションもダサダサだ。 でも、これ、高校生の頃、めちゃくちゃ好きだったんだなぁ。 「嵐が吹き荒れ雨が激しく降っている間、アンタはどこに行っていたんだい?」とお偉い人を揶揄するWhere Were You Hiding When the Storm Broke?とか、シャープなリフがかっこよかったThird Light、それからスプリングスティーンばりにドラマチックなSixty Eight Guns。バンドのポジティヴなスタンスを表明したテーマ曲みたいなThe Stand (Prophecy)やWe Are the Light。 青い。この青さがたまらなく好きだった。 チンピラになりきれないどこか生真面目そうな風情、妙に感傷的でそのくせ大上段に構える大袈裟さまで含めて共感した。 でも、いつの間にか覚めてしまったのはどうしてだったのか。 ただ噛みつくだけではつまみ出されてオシマイ、もっとうまく立ち回らないと奴らの腹黒さには太刀打ちできっこない、と思うようになったのはいつ頃だったか。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
投票率はやっぱり戦後最低みたいですね。投票に行かないことも民意の一つには違いないでしょうけど。
まぁそれでも最初はもっと圧倒的と票読みされていた政権与党もどうやらそれほどでもないみたいで、思う壺への拒否感、現状やむなしだけど積極支持ではない感は強かったように思います。