ずらりと並んだソウル/R&Bの名曲たち。 クリスマス・イヴにはソウル・ミュージックを。 フォー・トップス、スティーヴィー・ワンダー、スタイリスティックス、ジャッキー・ウィルソン、スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ、サム&デイヴ、ブルック・ベントン、ジミー・ラフィン、オージェイズ、サム・クック、ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ、テンプテーションズ・・・ アルバムのブックレットの冒頭には、ロッド自身の言葉としてこう記されている。 "This is the album I've waited my whole lifetime to record." 「これは、私の人生の中で、ずっと録音を待ち望んでいたアルバムです。」 ロッドの言葉はこう続く。 「ここに収められたのは、私が駆け出しのひよっ子のころから、踊ったり愛を交わしたり嘆いたりを共にしてきた歌たちだ。これらの曲や歌手たちは私が歌う情熱の源、酸素みたいなもの。貧しく、やせっぽちで生意気なかっこつけだった十代の頃、オーティス・レディングやサム・クック、ジャッキー・ウィルソンやジェイムズ・ブラウン、テンプテーションズにフォー・トップスやたくさんのアーティストに巡り合った。彼らは私の英雄であり神なのです。」 そんな言葉通りに、大好きなソウル/R&Bへの愛情があふれている一枚。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
このアルバム、好き嫌いはあるかもしれませんが、僕は好きです。
大好きだからこそ中途半端には手を出せなくて、この歳になってやっと気負いなく歌えるようになったのかな、という感じがあります。