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♪THE SOUND OF SUMMER RUNNING -My Vintage(25)-

Sound of the Summer Running
The Sound of the Summer Running / Marc Johnson

Released:1998

暑い。記録的猛暑の夏。
窓を開けたらもわっとした熱気、外に出たら3秒で汗が噴出すナチュラル・サウナ状態。
大阪や京都の夏は元々蒸し蒸しもわもわしてクソ暑いので暑さには慣れているつもりだけれど、それでも35℃以上の猛暑日がかれこれ一ヵ月半近くも続いている、というのはちょっと記憶にないな、、、。
そんな暑さの中で毎日汗だくになっている現場の皆さんには申し訳ないけれど、昨日から日曜日までお盆休みをいただいています。取引先が休むこの時期以外にまとまったお休みなんてとりようがないのだから仕方がない。
それにしても5連休なんてもうずいぶん久しぶりのような気がする。
今年は年明けからずっと忙しかったし、ほんとたくさん働いた。半年ちょっと前のことがものすごーく遠い昔に感じてしまうくらい。今までとは仕事に向き合うレベルも変わった感じがあって、何ていうんだろうか、その新しいレベルになる感じが少し楽しくもあって何とかがんばって来れた、っていう感じ。
とりあえず今は完全休養。アタマをからっぽにして、ココロの空気を入れ換えて、やわらかいアタマとココロ、軽いフットワークを取り戻すのだ。

さて、そんな今回のMyVintage盤は、個人的な夏のリラックス・ミュージック№1。
からっとピーカンの青空の下、さわやかでやわらかな風が吹いてくるような音楽、ほんの少し含まれる郷愁感が、少年時代の夏休みを思い出させてくれるのだ。

Faith In You
Summer Running
Dingy-Dong Day
In a Quiet Place

Ds:ジョーイ・バロン、B:マーク・ジョンソン、G:パット・メセニー、ビル・フリゼール。
リーダーのマーク・ジョンソンは1953年生まれのベーシストで、1977年にウディ・ハーマンのオーケストラでデビューしたのは22才の時。78年から80年まではビル・エヴァンスのトリオに所属、エヴァンスの死後にはスタン・ゲッツのバンドに参加していたツワモノで、80年代半ばにはビル・フリゼール、ジョン・スコフィールドという二人のギタリストを擁したベース・ディザイアーズ名義でのアルバムを2枚発表している。
このアルバムもベース・ディザイアーズの流れなのか、パット・メセニー、ビル・フリゼールという二人のギタリストが共演しているのだけれど、この二人の絡みがもう絶妙に気持ちいいのです。
大陸的な開放感を感じさせるメセニーはさわやかでポップなフレーズを紡ぐギタリスト、一方のフリゼールはどちらかというとマニアックというか怪しげな雰囲気があるのだけれど、実は二人ともジャズという狭い枠にとらわれない汎アメリカ的な表現力の広さや、音色の響き方へのこだわりという点ではとても共通項があるのですね。
その個性の共通点の安定感と非共通点の落差がうまく絡まりあってとても心地よい響きになっていく感じ。これこそがコラボレーションの妙ではないか、と思うのです。

お互いの中にある同じものを引き出しあいつつ、違う場所に刺激を受け、そっちがそうならこっちはこうね、みたいな阿吽の呼吸のやり取り。これがうまくいくかいかないかというのは相性としか言いようがないのかもしれないけれど、うまくいく人との仕事はスムーズだし楽しいしプラスが生み出せそうな気がするし、そうじゃない人とはなかなか何をやってもうまく行かない、、、。どうしたものだろうかなぁ、、、なんて、しまった、また発想が仕事の方向に・・・(苦笑)。




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コメント

[C1955]

波野井さん、リフレッシュしてますかー。
このアルバムはジャズとかフュージョンとかジャンルの枠を越えてとても気持ちいいです。
ランニングは、、、こんな暑い日にやるとぶっ倒れそう。自分には無理です(笑)。

[C1954]

おはようございます。
自分も今夏休みです(^^)。

goldenblueさんがランニングを始めたのかと思いました(^^;)。

ジャズのアルバム何ですねえ。
まったく知らなかったんですが、よさげですね(^^)!

休み中でも仕事のこと考えちゃうのは仕方ないことかも知れませんね。
私も同じです(^^;)

でも、お互い少しでもリフレッシュしたいですね(^^)!
  • 2013-08-16 07:40
  • 波野井露楠
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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