「愛」ってなんだろう? なんて、いきなり書き出すとちょっと引いてしまいそうだな、我ながら(笑)。 子供の頃、愛は与えられる一方のものだった。あるのが当たり前の空気みたいなもの。 少し成長して自立したい年頃の頃には、手元に今ある愛のことなどまるで見ずに、与えられないと不満ばっかりもらしたり、自分は一生満足できる愛に巡り会えないのではないかと不安になってばかりいた。追い求めるばっかりで、自分から与える愛、与えるという言い方が傲慢だとしたら、自分の中からあふれてくるような愛があることなどまるで想像もしなかった。 そして、そのことを自覚できるようになったとき、初めてまともにちゃんと大人になったような気がする。 そんなことを思うようになったのは、実はわりと最近のことだ。少なくとも娘がそれなりに成長して以降のこと。 自分の中からあふれてくるような愛、自分がそんなふうに愛を生産することができる存在なのか、ということに気づいたことは大きな驚きだった、と今更ながらそんなことを思ったりする。 愛は一方的に与えられたり、追い求めたり奪い取ったりするものではなかったのだな。 そんなことに気づいてからは、「俺が俺が!」と自己主張することよりも、人から期待されることをすることが自分の喜びに変わっていったような気がする。 求められる自分の役割を果たした結果、大好きな人が喜んでくれる。 それは自分自身にとっても大きな喜びだったりするのだ。 あぁ、でもそんなふうに思えるのはやっぱり、僕自身がたくさんの愛情をたくさんのひとからもらってきたからこそなんだろうな。 とても幸せなことだと、素直に受け止めよう。 誰かを愛すること、そしてその人の力になれることが素直に嬉しい。 今日の音楽は、そんな感じが素敵なこの歌、清志郎&2'3sの「お弁当箱 」。 ♪ポケットからあふれてる 背中から もれている 君の過去を僕が全部今夜食べてあげる 清志郎の歌って、時々こんなふうにとっても無邪気でかわいらしいのがあるんだよね。 「お弁当箱に僕を全部朝早く詰めてあげる」だなんて、とても素敵なフレーズだな。 Music from POWER HOUSE / 忌野清志郎&2・3'S
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お弁当作り、ご苦労さまです。
シンプルでじゅうぶん、作ってあげるだけで100点満点だと思います。
清志郎さんのヘルメット、確かによく似合ってますよね。ドラゴンズのユニフォームを着てたこともありました。どこのファンだったかは知りませんが、巨人びいきでなかったのは確かですね。