このところヘヴィー・ローテーションのユーリズミックスのベスト盤。 ソウルフルで温もりのある彼らの音は、暖をとるのにちょうどいい。 最初“Sweet Dreams”がヒットした頃は、なんだか無機質な感じがなじめなくてあまり好きにはなれなかったのだけれど、その次のシングルの“Right By Your Side”がけっこう好きで、秘かに愛聴していました。 このアルバムは、全編ヒット曲だらけのお買い得盤。 “It's Alright (Baby's Coming Back) ”、“Thorn In My Side”、“When Tomorrow Comes”あたりが大のお気に入り。“Would I Lie to You”なんて、ストーンズが演ってもかっこいいんじゃないかと思うくらいロックでソウルでファンキーだし。初期の頃からどんどんとサウンドのつくりも変化していくのに、一貫してユーリズミックスとわかるサムシングがあるのがすごい。 アニー・レノックス姐さんの声には、聖や俗、男や女を超えた凛とした力強さがある。 クールでシニカルな部分もありつつ、根底で世界への愛を肯定していこうとするタフさがある。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
ハハハ、えらそうなこと書いちゃいましたが、そんな風に思えるようになったのは僕もこの数年です。
やっぱり、いろんな人に支えられているし、たまには支えるし、仲違いやいい争いがあったとしても、それは好き嫌いとはまた違う種類のもの。
ユーリズミックスはいいですよ。意外と王道。
ロックな曲もけっこうあったりしますし。