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♪女性力

年末からずーっと多忙が続いています。
多忙な理由のひとつは、年明けから配属された新人さんの教育係になったこと。
今まで現場の経験しかない20代の女の子だから業界のイロハから教えていく必要がある上に、代わりにとても信頼できる同僚が別のより責任ある業務に移ることになったので、彼女の業務の玉突きもあるわけで、要は教えながら今までの自分の業務を引き継ぎつつ自分は自分で新しい仕事を把握しなくちゃいけないような状態。
そんなわけで、昼間は新人さんに教えながら夜一段落してから自分の業務をやるようなダブルヘッダー状態の毎日なのです。
ただ引き継ぎをするだけなら実務的なことを教えるだけでいいのだろうけれど、本当に必要なことは、なぜそういうことをするのか、その作業にどういう意味があるのか、その背景にはどんな想いがあるのか、どんな状態を目指しているのか、といった考え方の部分。
受験勉強と違って仕事には正解がないから、学歴の優秀さと仕事のできるできないはまったくの別モノ。枝や葉の知識や技術よりも幹になる考え方を教えていく事が彼女がよりよい仕事をするようためには一番大事なはず、とそんな思いです。

ところでもうお察しかもしれませんが、僕の仕事は女性が中心の業務。
以前は男ばっかりの職場にいたのだけれど、今の部署はチームのメンバー9名のうち僕ともう一人を除く7人が女性で、女の人に混じりながら働いています。
直のボスも女性。「それは違う!」ということに対しては厳しくダメ出しが入るけれど、基本は信頼して任せてくれるからやりやすい。
女の人と仕事をしていてとても楽しいのは、何といっても女の人のまっとうさ。
男連中はだいたい縦社会の中で育ってきているから、上位職者の言うことにはなんでもかんでもイエスになりやすいんですよね。上の人が黒だと言えば白も黒。ひどい奴になるとそもそも自分の意見も感じ方も持っていなくて、言われたことを忠実にすることだけが仕事だと思っている。
女の人はそのへんがまるで違います。
白は絶対白、黒にはならない。相手がアホだと「ハイハイ、黒にしといたげるわ。」となることはあっても自分の中では白は白。頑固というのではない。物事の本質をちゃんと見ているから、譲れないんですよね。
僕は、世間一般で言われる男の人が好きそうなことにはまるで興味がなくて、競馬、競輪はもちろんパチンコも含めギャンブルは一切しない、車にも機械にも興味がない、ゴルフもしない、キャバクラにも行かない、若いだけの女の子はめんどくさくて苦手。 小さい頃から、男の子と走り回ったりスポーツするよりも女の子とままごとやお絵描きをしている方が好きだったし、そんな訳だから女の人ばっかりの環境は全然平気、というかどんどん影響されて、今やすっかり女性力の信奉者です。

真面目な話、男中心の社会はほんともうダメだと思う。
大阪の高校での体罰による自殺の事が報道になっているけれど、暴力をふるって力で従わせようなんていう発想がまかりとおることがそもそも許せない。でも、実際のところ「体罰はやむをえない」と思っている男性諸氏は実は多いのではないのだろうか。
力を得て思い通りに力を振るい、権力を独占したい、これは男の発想なのだろうと思う。
元来男は社会の中で、森へ入って狩りを行ったり、敵対する勢力との抗争から自分の部族を守り時には財産を奪い取り、力を背景にして冨を持ち帰る働きを担ってきた。だから「男は強くなくてはいけない。」ということが信じられ、また女性もそれを肯として保護される立場を受け入れてきた。
でもそれはあくまで、どんどんと際限なくパイが広がっていた時代の考え方なのだと思う。
力を尽くせばみんながパイを持ち帰る事ができた。全員が頑張った分のご褒美を得る事がで来た。
でも、今はもうパイが限られてしまっている。これ以上は大きくはならない。この状況で力ずくの戦いをしてもみんなが消耗していくばかりなのだろうという気がするのだ。男の論理は行き詰っている。
翻って女性は、力ずくで従わせるのではなく、共感力に優れ、ひとつのものを取り合うのではなくみんなで相応に分け合っていくような発想が得意。
今の世の中に必要なのはこっちのやり方だろう、と思うんだな。


ザ・ベスト・オブ・ボニー・レイット
The Best of Bonnie Raitt 1989-2003 / Bonnie Raitt


好きな女性のタイプをもし聞かれることがあれば、僕が答えるのはきっと「仕事ができる人」。つまりは、賢くて、ハートがあって、ぶれない芯の強さがあるような人。
セクシーだとかかわいいだとか、男連中が興味を持ちそうな女性の魅力に僕はほとんど関心がない。若さや性的な魅力や従順さが女性の価値だとは思わない。だからといっておっさんみたいな女性がいいと言っているわけではもちろんありませんが(笑)、以前も似たような記事を書いたことがあるけれど、理想のひとりはボニー姐さん。
一人の人としての凛とした佇まい、キリッとした姿勢がとにかく素敵。
男や女を超えてまず自分の意思をしっかりと持っている。だから自然体。若いだけの女性にはない美しさや魅力があります。時には豪快に、時には優しく、世の中に媚を売らず、女らしさを武器にしない。そしてそれでも滲み出る可憐さこそが本当の意味でのセクシーさなのかな、なんて思うわけです。

Bonnie Raitt - Thing Called Love
Bonnie Raitt-I Believe I'm In Love With You
Bonnie Raitt - Gnawin' On It



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コメント

[C1721]

つき子さん、こんばんは。
男性力は可愛げなのかー。
僕は小憎たらしいからきっとダメですね(笑)。
可愛こぶらないで、自然な可愛さがにじみ出てくるようにがんばります。いや、がんばるものでもないか(笑)。

  • 2013-01-24 00:37
  • goldenblue
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[C1719]

♪ 男性力

 可愛げ

可愛げを感じてしまったら、危ない、惚れてしまう。
そうすると、こちらはせっせと働いてしまうんだよね。
  • 2013-01-24 00:19
  • つき子
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[C1707]

非双子さん、こんばんは。男性からのご意見、お待ちしておりました(笑)。
そうですよね、両方必要なんだと思います。
女性力を持ち上げすぎたかな、と思っていますし、男性力を否定するつもりでもないのです。
ただ、今は女性力が台頭していくべき時代なんじゃないのかな、と感じているということなのかな。
自分の中の男性性は否定せずに、うまく女性の感じ方や、しなやかさやしたたかさを取り入れていくのが今の目標です。

  • 2013-01-20 00:37
  • goldenblue
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[C1706]

>頑固というのではない。物事の本質をちゃんと見ているから、譲れないんですよね。

そうなんです、理屈じゃないんですよね。
思考回路には男女差は確実に存在します。

男性はやたらと能書きを重視するような・・・

でも、両方必要だから世の中はなりたってるんでしょう(笑

  • 2013-01-19 23:42
  • 非双子
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[C1705]

花マロリンさん、こんばんは。
不特定多数の女性に宛てたラブレターみたいな文章になっちゃいましたが(笑)、ほんと女の人の考え方にはいつも一理あると思っています。
なんかね、おっさんが若い女の子はべらかせて鼻の下伸ばしているのとか、自分もおっさんのくせに女の人をおばさん扱いしたりしているのを見るのがものすごく嫌なんですよね。 男にとっての女性は母親か娼婦、みたいなものの見方がどうもしっくりこない。幼少期に何かあったのかな(笑)。
仕事柄、生活している女性が仕事の対象なので、やっぱり生活者視点が大事なんですよ。

>女は女に厳しい
そうか、実感としてはないけどなんとなくわかります。
女社会の中の潤滑油的な役割が自然にできているのならいいんですけど。

いろいろ忙しいのには他にも理由があって、それはまた後日。
  • 2013-01-16 23:00
  • goldenblue
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[C1704]

megumickさん、こんばんは。
えーっと、何かためになること書いてましたっけ(笑)。うだうだち理屈っぽいこと書いたような気が、、、。
女の人のまっとうさにはほんと惚れぼれすること多いですよ。その点、男はぐだぐだ言ってばっかりで全然あかん。
夫婦や家族のあり方も変わっていくでしょうね。
男は家では上げ膳据え膳、ってな世界はなくなるでしょう。旦那に対して「あんたのおかんとちゃうわー!」と思っている主婦は多いと思います。女性が経済的に自立すると同時に、男は、役割交代とまでは言わないけれどせめて家事くらいは自立しなくちゃね。
  • 2013-01-16 22:21
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C1703]

こんばんは。
私もブログの文章に
かなり惹かれてしまいました。

男性と女性ってホント違いますよね。
私は男性は基本的にみんな優しいと思っています。

これは息子や息子の友達を見ていて思うこと。
息子の成長を通して
男性の原点ってここなんだ、と思い知らされることが多いです。

女社会が長いので思うのですが
女は女に厳しいですよ。

女だけだとダメなんです。
女性陣の中に男性が数名でいいから
居ることが大事なんです。

ですからgoldenblueさんの職場は
うまく構成されているように感じました。

>若さや性的な魅力や従順さが女性の価値だとは思わない

勇気もらいました(笑)

ブログ、更新されていないので
お忙しいのかな、と思ってました。
お疲れ様です。
  • 2013-01-16 22:20
  • 花マロリン
  • URL
  • 編集

[C1702]

なるほど、ためになるお話です。
goldenblueさんこんばんは!
そんな女性になるよう努力します。

女の人と仕事をしていてとても楽しいのは、何といっても女の人のまっとうさ。

っていうのがいいなって思いました。
その通りです!

どんどん女性が何でもできるようになったら男女の関係も変わっていくような気がします。
そうすると夫婦や家族のあり方も変わっていくのかな
なんて考えたりもします。

  • 2013-01-16 20:55
  • megumick
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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