Join the Band/Take 6 隙のないコーラスワークを聴かせるア・カペラ・ユニットTAKE6。美しいだけのコーラスに癒されるほど純真ではないのでア・カペラだけのアルバムは2曲で飽きてしまうのですが(笑)、このアルバムは名前のとおりバンド付き。レイ・チャールズやスティーヴィー・ワンダーも参加、意外と骨太なソウルが堪能できます。
MTV Unplugged NYC 1997/Babyface Babyfaceは素晴らしいシンガーでありソングライターだとは思うけれど、スタジオ盤は甘すぎてくどくて胸焼けがしてしまう。が、シンプルな生音がかっこいいこのライヴ盤ならOK!おぉっ!ここにもスティーヴィーがっ!
Maurice White/Maurice White キメキメのEW&Fでのモーリスとはちと違う、ライオネル・リッチーの向こうを張ってあえてコンテンポラリィに装ってみました風な80年代王道ブラコン路線の中に、やっぱりアースのリーダーなればこそと唸らせるリズムのカッコよさ、泣きのくどさ、キメのあざとさ。そしてどこか柔らかくてポカポカした感じがコタツ・ソウル!
Let’s Get It on/Marvin Gaye これはもう、ただただ名盤。人肌のぬくもり。
Greatest Love Songs / Patti LaBelle 大甘系スゥイート・ソウルが好きな向きからはどこか生真面目っぽくて物足りない、どっぷり系ディープ・ソウルが好きな向きからはあっさりしすぎて食い足りない。大御所なのにどこか中途半端なポジションのパティ・ラ・ベル。そんな微妙な立ち位置の人って結構好き。バラードを、甘さに流れず、くどく盛り上げず、ビシッと歌いきるその媚びないカッコよさ、実力派なればこそ。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
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