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♪Under the Lover's Moon

雨。台風が近づいてきているらしい。
明日は中秋の名月なのに、どうやら煌々と輝く美しいお月様は見られそうもない。

金曜日の夜に見上げた、うろこ雲にかすんだまぁるいお月様の姿を思い浮かべてみる。
それから、いつかの夜に見た、とてもきれいな満月を思い浮かべてみる。
幸せな、そしてなんだかとてもせつない気持ちを思い出す。
その幸せでせつない感じは、伝えたいと思うのだけれど、どうしてもうまい言葉が見つからない。
言葉にしようとしてもとても陳腐でありきたりな言葉しか出てこなくて、違う違うそんなどこにでもあるような言葉で言い表せるようなもんじゃない、と思ってしまう。
小学生の頃に、写生会で意気込んで一生懸命絵を描いたのにいざ描きあげてしまうとなんだか描こうとしたものとはまるで違ってしまってとても悲しい思いをしたように、言葉にした途端にまるで違う形になってしまって本来伝えようとしたこととはまるで違う姿になってしまいそう。
それとも、もっと具体的に言葉にしてしまうことで、ぼんやりとした気持ちがとてもはっきりとした姿を持ってしまうのが怖いのか。


テレビのニュースでは、レポーターが台風の進路を少し興奮した口ぶりで伝えている。
雨風は明日の午後くらいからずいぶんと激しくなるようだ。
高波や土砂崩れには注意が必要なんだそうだ。
でも、今はそんなことはさしあたって大事な問題ではないだろう。

厚く覆われた雲の向こうでは、今もお月様はきらきらと輝いている。
そのことを思い浮かべてると、少しだけ、さっき感じた漠然とした怖さのようなものが消えていくような気がする。



グレン・フライの“Lover’s Moon”を。

 There's lover's moon tonight
 As I look back over my shoulder
 All the stars are shining bright
 Just like the nights when I used to hold her
 She's out there somewhere under the lover's moon

  振り返る肩越しに
  恋人たちの月
  彼女を抱きしめていた
  あの夜のように
  明るく星を照らす
  彼女は今もどこか
  あの恋人たちの月の下に

オールナイター(紙ジャケット仕様)
Allnighter / Glenn Frey


   
雲の向こうのお月様を思い浮かべながら。いつかの夜に見た、とてもきれいな満月を思い浮かべながら。

    

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コメント

[C1526]

花マロリンさん、こんばんは。
関東は雨ですか。こっちはよい秋の夜です。少し欠けはじめたお月様がきれいです。

テレパシーは使えないけど、音楽は言葉になりにくい気持ちをを気持ちのまんま伝えることができます。
だからみんな音楽が好きなんだろうな、なんて思ったりします。
明日は晴れるといいですね。

  • 2012-10-03 23:14
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C1525]

こんばんは。

おとといだったかな。
美しいお月様に逢えました。

いつもお月様に恋してる私は
満月の夜は興奮しまくりです(笑)

言葉にすると違うものになってしまいそうな感覚、
すごくわかります。

感じてることをそのまま、伝えるのは
もう、テレパシーしかないと思います(^^)


今日は関東地方、大雨で。

お月様には
しばらく会えないようで
かなり、寂しいです。
  • 2012-10-03 18:28
  • 花マロリン
  • URL
  • 編集

[C1524]

まりさん、こんばんは。
台風、このあたりはそうたいしたことがなかったです。それなりに雨風はきつかたったけど、毎年来るのと同じ感じかな。
明日の月はきれいでしょうね。
一日遅れの名月を楽しむことにします。
  • 2012-10-01 00:04
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C1523] 満月は明日

今夜は 十五夜ですけど明日が満月ですって!
ただ今 猛烈な雨、風 goldenblueさん宅は大丈夫でしょうか?

明日の台風一過の月は美しいでしょう。

こんな甘いメロディーが満月にはお似合い
虫たちの声も いいBGMですねえ♪
  • 2012-09-30 16:51
  • まり
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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