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♪We're Not Gonna Take It!

Big Hits & Nasty Cuts: Best of
Big Hits & Nasty Cuts: Best of / Twisted Sister


前回の記事で「CDで持っているハードロック系のアルバムは3枚」と書いたけれど、もう一枚忘れていた。
トゥイステッド・シスター。
これ、世間一般的にはハードロック/ヘヴィ・メタルのバンドとして認知されているはずだ。
なにしろ、このルックスだもんね。
でも、このバンド、僕の中では、とてもトラディショナルなロックンロールの80年代型だったという認識があるのです。
ジューダス・プリーストやアイアンメイデンとは似ても似つかないこのすっかすかでへたっぴぃな音、そしてシンプルでご機嫌な音、ティーンエイジのモヤモヤを代弁したわかりやすい歌詞、いいかげんでインモラルなアティテュード。ヘヴィ・メタルとは明らかに違うだろう、っていうか、これがヘヴィ・メタルならストーンズだってごりごりのハード・ロックだ。

Twisted Sister - We're Not Gonna Take It

 ♪めっちゃくっちゃに偉そうで、とめどもなく図々しいあんたがた
  あんたがたから得るものなど何もない
  くだらなくって、ぐったぐたで、そして退屈なあんたらの人生
  それがあんたらのベストだって言うのなら、そんなものやりたくないね!

  We’re Not Gonna Take It! 
  甘んじることはない
  お断りだぜ、まったく

  
ティーンエイジの頃に誰もが思うような反抗的で生意気なメッセージは、チャック・ベリーの描いて見せた反抗的なティーンエイジャー像と大きくは変わらないし、何よりもユーモアがあるのがいい。彼らのケバケバしいメイクだって、ひょっとしたらリトル・リチャードの正統的後継者なのではないかという気さえして来る。
つまりは、ロックンロールへのリスペクトにあふれている。
ブルースから脈々と続くスピリットが継承されている。
ヘヴィ・メタルにすぐに飽きてしまったのは、ブルースのスピリットが感じられなかったからだ、と今は思う。彼ら(ファンも含めて)が追求していたものは良くも悪くも「器楽演奏的快感」でしかなかった。
僕がティーンエイジの頃に求めていたものは、そういう種類の娯楽ではなく、もっと切実な、魂に直に触れることの出来るような種類のものだったのだ。


もう一曲。
Twisted Sister - Be chrool to your scuel
ピアノも入ってご機嫌なロックンロール!

ライヴではこんな曲もレパートリーにしていたらしい。
Twisted Sister - It's Only Rock & Roll (But I Like It)






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コメント

[C1323]

ezeeさん、こんばんは。
キッス、エアロ、AC/DCはOKです。モーターヘッドもいける(笑)。ナイトレンジャーとかヨーロッパ(笑)、きれいなのは昔からダメでした。ボンジョヴィ、モトリークルー、ラット聴いてない。メタリカ、ハロウィンまず無理(笑)。
プロレスもメタルもすっかりマニアのための大人の趣味になってしまった感がありますね。うっかり素人がうろつくと怒られそうです。
  • 2012-06-11 23:06
  • goldenblue
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[C1322]

アズさん、こんばんは。
これ、学祭でやるにはうってつけですね。コードも簡単やし、歌詞も日本人でも聞き取れそうやし、何より盛り上がるし。うちの高校はバンド禁止で、大学生になったらなぜかメタルとパンクの比率が逆転して、クラッシュやラモーンズがよく鳴ってました(笑)。
なめねこ、銀蠅、校内暴力、暴走族、千春・長渕、アニメ、たのきん、聖子ちゃんカット、メタル、おにゃん子、バブルにユーロビート・・・思い起こせば割と恥ずかしいことの多い世代ですね、我々(笑)。
  • 2012-06-11 22:57
  • goldenblue
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[C1321]

ヘヴィメタル結構、好きでっせ!浅いですが・・
レインボーにマイケル・シェンカーは当時、ミュージックライフ常連でしたから~ KISSやAC/DCはたまに聴きたくなりますね。
プロレスに近い熱さを感じます!
  • 2012-06-11 20:40
  • ezee
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[C1320]

goldenblueさん お疲れ様です。この曲 高校ん時の文化祭で誰かが演奏してました。

大阪の端、偏差値の低い高校でありました(笑)校内暴力全盛期 あ~ 恐ろしや(笑)

同じ時代を生きてこられた方 とても感激しております。

  • 2012-06-11 17:58
  • アズ
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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