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♪冷たい風に負けないための荒ぶる魂を その2

ゆうべは職場の新年会だった。店の段取りが悪くつまみが来るのが遅くて、待ってる間にすきっぱらにガブ飲みしたらすっかり速いペースで酔っぱらってしまった。
ある部下から「もうちょっと我慢することを覚えたらもっと出世してるんじゃないですか?」と言われた。「仕事の出来はすごいのに、組織にたてつくようなことを言うから自分で評価を下げてるんですよ。」と。仕事の出来は買いかぶられすぎとしても、そういう言われ方をするのは悪くない。上から流れてきたことを自分が納得もしないのにただ下へ降ろすようなことはしたくない。良くも悪くも自分がそうだ、と思ったことだけに忠実にやってきたのだ。腹の探り合いなんて馬鹿馬鹿しい、まして媚を売るのも売られるのも大嫌いだ。うまく立ち回ろうとしたってどうせボロが出る。ありのままに自分らしくやっていくのが結局一番いい。

前記事に頂いたコメントにお返事を書きながら、このリストにまだまだ追加したいものがたくさん出てきたので、掟破りの第二弾を。エキサイティングでソウルフルでエネルギッシュで、生のまんまのブルース・フィーリングとロック・スピリットにあふれた奴。ガツンと一発気合入る奴。
そのまんまオールタイム・フェイバリット、って感じですが。


The Rolling Stones (England's Newest Hit Makers)    ダウン・バイ・ザ・ジェティ(紙ジャケット仕様)    Still Alive and Well

ロンドン・コーリング    ARB LIVE/魂こがして(紙ジャケット仕様)
  

The Rolling Stones /The Rolling Stones
やっぱりストーンズははずせません。その後半世紀近くもロックし続けるいかれた奴らの原点。
このデビュー作からして「誰がなんと言おうと俺達がかっこいいと思ったものをかっこよくやるだけだ」というスピリットに満ちあふれている。

Down by the Jetty/Dr. Feelgood
吹きっさらしの波止場で、風に立ち向かう4人のむさくるしい野郎どもの、時代の流れとはまるで無関係にプレイされる、シャープでソリッドで無骨なロックンロール。発表当時にもてはやされたハードロックやプログレがかび臭くなる中で、彼らのロックは今もまるで温度を失わない。

Still Alive and Well/Johnny Winter
「いろんな奴らがごちゃごちゃ言うけど、俺はこう叫ぶだけさ。"I'm still alive and well!"」
ジョニーのハードなギターがマシンガンのように炸裂する。可能な限りでかい音で聴くべし。

London Calling/The Clash
「地面に叩きつけられて落ち込んで落ち込んで落ち込んでしまう時も/何か方法はあるってことは知っている/いつものやり方に戻れるまでスイングさえしていれば/摩天楼の階段を一回づつ登っていくみたいに/
俺はあきらめない」(I'm not Down)。
メッセージの中の青臭い性急さが消えて、負け戦に挑む自分を嘲笑う余裕さえでてきたこの頃のクラッシュのタフな感じが一番好き。

ARB LIVE/魂こがして/A.R.B.
これはもう、聴きながら100%歌えてしまう心の愛聴盤。暑苦しい、男くさい、そうそう日常的には聴かない。でも、心折れそうなとき、ガツンと一発気合い入れたいときはコイツに限る。
「家も町も遠く離れて一人道を走る/ボクサーのように闇切り開け/魂こがして」



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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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