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♪はじまりは「トランジスタラジオ」だった

RCサクセション - トランジスタ・ラジオ

はじまりは「トランジスタラジオ」だった。
1980年。中学2年だったはずだ。
その頃みんなが聴いていたのはいわゆるニュー・ミュージックといわれる音楽で、アリスとか松山千春とかオフコースとか中島みゆきとかさだまさしとか・・・何しろまだレンタルレコード店もない時代だから音楽を聴くのはラジオか、そうでなけりゃ友達に借りるしかなかったわけで、それでもいわゆるニュー・ミュージックの人たちの音楽はアイドル歌手が歌う歌謡曲とは別の次元のことが歌われていて、まぁ中学生にもなったらこういうものを聴くもんだ的な感覚で聴いていたんだろうな。実際好きな歌はいくつもあったし、そういうものは今でも空で歌えるわけだけれど。
ロックなんて少なくとも身の回りにはなかった。ツイストやチャーやサザンはテレビで見てたけど、ニュー・ミュージックのグループという認識だったし、永ちゃんは不良が聴くものだった。
ロック=不良、ツッパリ、暴走族・・・みたいな思い込みが確かにあったんだよ、あの時代。
中学生っていうのは実は一番保守的な年頃なんだと思う。自分にわかるものしか受け付けない。
実際うぶでまじめだったんだよ、かなり。いや、まじで。勉強も好きだったしね。

RCだって、なんかキラキラした衣装で派手なメイクした気色悪い奴等でしかなかったのだ。
竹の子族とか、そんなのと同じような人たちだと思っていた。
でも、「トランジスタラジオ」っていう曲はなかなかいいな、って思ったんだ。

 ♪君の知らないメロディー
  聴いたことのないヒット曲

でも、カセットテープに録音したりするほどでもなかったし友達も誰もレコードを持っていなかったから、RCのことはそれっきり忘れていたんだと思う。

RCが周りで一気にブレイクしたのは1982年。
僕は高校一年生になっていた。
『夜のヒットスタジオ』で「ロックンロール・ショウ」を演るRCに釘付けになった。
あれ、めちゃくちゃかっこよかったよ、背筋に電流が走るくらい。
そのあとにさらに「サマーツアー」での“ガム吐き事件”とかあって、その頃には友だちから『PLEASE』も『BLUE』も『RHAPSODY』も借りて、『愛しあってるかい?』も読んですっかりRCファンになっていたから、そのわずか一年と少しの間に、僕の中にいろんな変化があったんだろうな。
あんなにまじめな子だったのに、、、!って親は嘆いていたのかもしれない。
先生は、小憎たらしいうっとおしいガキだと思っていたのかもしれない。
自分でも何が自分の中で起きていたのかはよくわからない。
ただ「おまえのためだ」と言いながら頭ごなしにいろんなことを押し付けてくる人たちの言うことを、素直に聴く気にはなれなくなってしまった。
そして、そんな僕にとってRCサクセションは、とてもビンビン来たのだった。


EPLP
EPLP / RCサクセション


清志郎がいなくなってからもう3年。
でも、もう嘆いたりはしない。
新しい曲が聴けなくなってしまったのは残念だけど、清志郎は今もここにいて、僕の中でもみんなの中でもちゃんと生きていることを知っているからね。




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コメント

[C1230]

花マロリンさん、こんばんは。
FM番組、チェックしましたね~。
本屋で音楽雑誌を立読みしては情報ばっかり入るけどレコード買うお金もなかったし、友だちからの情報も限られていたし。

多感な時期、清志郎のやることや歌うことがひとつの指針になりました。
時々、清志郎に出会わなければどんなふうに育っていたんだろうと思うことはあります。きっと今よりずいぶんおもしろくないことになっていただろうな、と。
  • 2012-05-06 21:40
  • goldenblue
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[C1229]

おはようございます

昔はテレビ欄と同じくらいラジオ欄というものをチェックしまくってRCの特集をラジカセで必死に録音しました。中1だったと思います。

あの時に流れてきたトランジスタ・ラジオのイントロが衝撃的でした。

しかも「授業をさぼって~」という歌詞
かっこよかった♪

天井にも清志郎 ピアノの後ろにはRC
ポスター 貼りまくり(^^)

多感な時代とRCの全盛期が シンクロしてるので
いまでも曲を聴くと切ない思い出がよみがえります。

ありがとう 清志郎 

私の中でも 彼はいつまでも
生きています
  • 2012-05-06 09:52
  • 花マロリン
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[C1228]

名盤さん、こんばんは。
『ヤングプラザ』、必ずというほどではないですがけっこう見てました。僕も最初これを見たのか、それともラジオだったか、記憶が定かではないのですが、確かに今まで聴いてきたどんな音楽とも違う感じがありました。
日本でロックが大きく変わっていく時期に思春期が重なったのが僕らの世代だったのですね、今思えば。
  • 2012-05-05 23:03
  • goldenblue
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[C1227]

僕も、日本のロックということでは「トランジスタラジオ」かもしれない。
中学生の頃、確か土曜の夕方にやってたテレビ『ヤングプラザ』でRCが「トランジスタラジオ」を歌ったのを観ました。
なにか今まで聴いた日本のポップミュージックとは異質のものを感じました。
かなり衝撃的だったのを覚えています。

[C1226]

LA MOSCAさん、こんにちは。
>勝手にやれ、と。
同感です。
どうせ世間はだんだんずれていって、そのうち忘れてしまうんだし。
自分の中にいる自分なりの清志郎はこれからも自分の生活のいろんな局面で、判断の基準や心の拠所になっていく、それは変わらないだろうなぁ、という気がするのです。

  • 2012-05-05 11:34
  • goldenblue
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[C1225]

アズさん、こんにちは。
体育の授業中に♪よォこそ~、ですか(笑)、確かにイカれてていいですね~。
当時、みんな一気にRCにやられた感じがありましたよね。
ある友人が、生徒手帳にきったない字でRCの歌詞を書いていたのを思い出しました。

  • 2012-05-05 11:21
  • goldenblue
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[C1224]

非双子さん、こんにちは。
中2の息子さんが、ですか。やっぱり時代を超えて響くものがあるのでしょうね。特にあの年頃には。
そして僕も、仕事サボったときにはいつも「トランジスタラジオ」脳内再生です(笑)。
  • 2012-05-05 11:14
  • goldenblue
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[C1223]

波野井さん、こんにちは。
タイマーズ!あれは衝撃的でした。こんなやり方ありか、と。
怒りだけじゃないユーモアが、清志郎らしくて最高でした。
古いファンの間では、カバーズ辺りから聴いていないという方も多いみたい。
あのふざけ方が清志郎の大きな魅力だと思うので、追悼イベントってなんかそぐわない気がしますよね。
  • 2012-05-05 11:11
  • goldenblue
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[C1222]

リュウさん、こんにちは。
「ボス、しけてるぜ」も同時期によくかかっていたとは思うのですが、誰がカバやねんロックンロールショーみたいなふざけたコミックバンドだと思ってました。メロディーも何にもなかったし。
今聴けばめちゃくちゃファンキーで、毒の効いたいかれたナンバーだと思うのですが(笑)。
  • 2012-05-05 10:50
  • goldenblue
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[C1221]

俺もね、ようやく最近、少しだけ、心乱れずに聴けるようになってきました。

世間での取り扱われ方もそれほど気にならなくなってきた。
勝手にやれ、と。
俺には俺だけの清志郎が居るから。
たぶん、ファンの数だけ、自分だけの清志郎が居るんだと思う。

[C1220]

体育の授業でトラックを全員で走ってる時 イカれた奴が歌い始めたんです ♪よぉこそー♪って えっ 誰のうた? それがきっかけですね

自転車も家族で2台しかなく 盗まれた日にゃ大問題になったり(笑)そんな時代でしたね

それにしてもTシャツ欲しかったです(今でも!ezeeさんいいなぁ~) キヨシロー&チャボ 絡むバージョンとかありましたよね!
  • 2012-05-04 19:16
  • アズ
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[C1219]

もう三年経ちますか~
最近は中2の息子がたまにRCを聞いてます。
キヨシローは永遠ですね。

私は車の移動中はスマホで「ネットラジオ」
数千ある世界のラジオ局から気ままに・・・

仕事をさぼって、眺めのいい駐車場で
♪君の知らないメロディー
  聴いたことのないヒット曲

私も成長してないようです

  • 2012-05-04 17:15
  • 非双子
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[C1218]

おはようございます。
自分は遅くて、タイマーズなんです。
それまでも、もちろん聴いてましたが、リアルでステージ見たりのめり込んだりしたのは、タイマーズからなんです。汗

その後、コブラの悩み、カバーズってどんどん遡って真剣に聴くようになり、完全にKOされ、今に至ります(^^;)。

まだ、追悼イベントには参戦出来ない私ですが、前向きにいこうと思います!

  • 2012-05-04 07:51
  • 波野井露楠
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[C1217]

お早うございます♪♪
RC、色んな出会いかた、色んな思い入れ、きっかけとなったアルバムの違い…ホント人それぞれだと思います!
自分は、ボスしけてるぜです!
あの舐め切った歌詞に奥深さを見ました。今、考えれば初期RCのノリなんですよね♪
これだけの作品、まだまだ聴いて行こうかと思います♪
  • 2012-05-03 10:43
  • リュウ
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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