♪Turn the radio up for that sweet sound Hold me close, never let me go Keep this feelin' alive, make me lose control
エリック・カルメンは70年代半ばにAll By MyselfやNever Gonna Fall In Love Again といった甘いバラードをヒットさせたシンガー・ソングライター。70年代の頃のことはまるで知らなかったけれど、大学生の頃「ダーティー・ダンシング」っていう映画のサントラでHungry Eyesって曲が大ヒットしたんだよね。 この曲もよくFMラジオから流れていたのを覚えている。 まだFM802もαステーションも開局する前のこと、あの頃はFM大阪かNHK-FMしか局がなかったのだったかなぁ、あぁ、そういえば、その当時つきあっていた彼女はとてもFMラジオが大好きだったな。 甘ったるいくらいのポップスやヒット曲、そして軽快な、時にはとても落ち着いたDJのおしゃべりが彼女の部屋にはいつも少し小さな音で流れていて、ひょとしたらこの曲を聴いたのも彼女の部屋だったのかもしれない。春になると桜がきれいな通りの一筋裏にあった、六畳一間の小さなアパート。お別れすることになるなんてその頃は夢にも思わなかったな。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
そう、昔の恋の思い出なんてこの時期限定です。エリック・カルメンも。
なんとなく、春の気候や桜にはそういうことを思い出させる効能があるような気がするんですよね。
体調はもう万全です。今から飲みに出掛けます(笑)。