土曜日の夕方、前の記事を書き終えた後のことだ。 ゲホンゲホンと大きな咳をしたとたん、背筋にピキッっと電流が走って腰が砕けた。 あ、あ、あ、これは、、、なんてこった。 アタタタタタタ、、、 固まってしまって立ち上がれない。 ぎっくり腰だ。 何年か前、まだ現場にいた頃に一度倉庫で物を持ち上げようとしたときにやってしまったことがあって、あの時は本当に床に置かれた重量物を悪い姿勢でそのまま持ち上げようとしたから自業自得だと思ったのだけれど、まさか咳でぎっくり腰になるとは、、、そういえばここしばらく、ちょっと腰に違和感は感じてはいたのだけれど、まさか。お年を召した方が咳やくしゃみで骨折することがあるというのは聞いたことはあるけれど、まさか。 まるでジジイだな。 治療とかどうすりゃいいんだ、とWikipediaで「ぎっくり腰」を引いてみた。 ぎっくり腰:
急性腰痛症の俗称。地方によっては「びっくり腰」とも呼ばれ、欧米ではその病態から「魔女の一撃」(独: Hexenschuss)とも呼ばれている。急性の筋・筋膜性腰痛、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間関節捻挫などの病態であることが多い。
発生要因等も様々であるが、主に年齢や運動不足などが考えられる。
予防策としては、荷物などを持つ際に足場の悪いところで無理な姿勢で持つなどしないように心がけることや、極端に重いものはなるべく持たずに済むように、物の収納の方法などを普段から工夫しておくことも有効である。また、睡眠不足でなおかつ過労ぎみの時なども起きやすいので、そのような労働環境に陥らないように防衛策を打つか、労働環境を自分から変える(配置転換の要望、転職など)もひとつの方法である。
可能ならば普段から軽度の運動をして腰まわりから背中にかけての筋肉全体が弱らないようにしておくこともそれなりに有効である。またゴルフをする人については、ドライバーの飛距離を争うようなプレイのしかた(=背中から腰にかけて極端な負荷がかかる行為)やその目的の練習を避け、他の要素をゆったりと楽しむというのもひとつの予防策になる。
まさか「ぎっくり腰」の検索で転職を勧められるとは思わなかった(笑)。 それに、ゴルフなんてしないし、余計なお世話だって(爆)。 でも、まぁ、結局のところ運動不足+疲労蓄積+加齢、ということなんだろう。 自分ではまだ若いと思ってても、やっぱり確実に年をとっている。 少なくとも、精神年齢と身体年齢は別ってことだ。 そろそろ自分を労わる方向へシフト・チェンジしていかないといけないのかもね。 まぁ、そんなわけで日がな一日ゴロゴロしていた。 動けないのだからゴロゴロするよりほかにないのだ。 ゴロゴロしている分にはそんなに不便はないのだけれど、いざ動こうとするとこれが辛い。 まず立ち上がるのが一苦労、壁に手を伝いながらそろりそろりじわりじわりと腰に力がかからないように体を持ち上げていかなきゃいけない。 歩くのもすり足でそろりそろり。 しゃがめないから、冷蔵庫からものを取り出したりするのも一苦労。 ズボンを履くのも突っ立ったまま片足ずつちんたらと時間をかけてで、でもこれはまだマシな方、靴下履くのはもっと大変。左を履く場合、右で一本足で立って左足を右ひざにひっかけてフラミンゴみたいな体勢をとってバランスをとりながら両手でさっと左のつま先に被せる。右はその逆。バランス崩したら腰に力が入ってピキッ。。。あ、イタタタタ。。。 あと辛いのは、咳やくしゃみをすると腰に響くこと。 まだ花粉症治りきっていないのに、咳やくしゃみを我慢するのはちょっとした努力と忍耐が必要だ。 あぁ、なんにしても、体の自由が効かないってのは辛いですね。 奪われてみて初めてわかる自由のありがたさ。 思うように動くことが出来ないことは、単に物理的に制約がかかるのみならず、精神的にきついです。 僕は出不精なほうで、ずっとゴロゴロしている退屈さは全然平気な方だけれども、それでもやはり「動かない」ことと「動けない」ことの差は思いのほか大きい。 それから、ちょっとしたことを人に頼まないとできない、ということもたまにはいいんだろうけれど、その関係が一方的に手助けを受ける側になることは精神的にはしんどいですね。 例えば被災地で支援が必要になった方の、いや、もっと身近に体の一部に障害がある方やご高齢で介護が必要になった方の立場っていうのはこんな感じなのだろうか、なんて少し考えたりもした次第。 そして、やはり心も体も、可能な限り自由でありたいと願うのです。 FREE SPIRIT / ジョニー、ルイス&チャー 「自由」というキーワードだけでひっぱり出してきたこのアルバム。
どっかのレビューに「RCサクセションの“ラプソディー”と並ぶ日本のロック黎明期の金字塔」みたいな表現があったのだけれど、まさにそのとおり。
ワイルドでファンキーでグルーヴィーで、しなやかだけど骨太で、なにより演奏の中の空間が高くて広くて自由だ。
あぁ、しまった。
こんなもの聴いてしまったら腰に響いてしまうじゃないか(笑)。
Johnny,Louis & Char - YOU'RE LIKE A DOLL BABY Johnny,Louis & Char - 風に吹かれてみませんか
スポンサーサイト
http://goldenblue67.blog106.fc2.com/tb.php/688-57c7179b
トラックバック
ようやく普通に動けるようになりました。やっぱり二週間かかりました。歳のせいだけではなく、日頃の姿勢や運動不足に問題があるようですね。
波野井さんも子供相手は体力勝負のお仕事、無理せずに~、っていっても、ここ一番では無理しちゃうでしょうけども。