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♪Stray

 「どうしてこんなに優しくないんだろう。」と一人ぼっちの自分に気づいて
 なんどもなんども自分に問いかけてみる
 それでも心臓の音が「さよなら」にきこえるときは
 心を開いてみるんだ
 そして、ほんの少しのあいだ、穏やかなものと過ごしてみるといい
                       (Aztec Camera-The Gentle Kind)
  
ストレイ
Stray / Aztec Camera



先週からずっとひどい咳をしていて、なかなか治らない。
ずいぶんとましにはなったのだけれど、そのかわりに今度は鼻がグズグズ。
花粉症だ。
これさえなければ、春は最高の季節なのだけどなぁ。
気温の上下も激しいからついつい体調を崩して風邪気味になる。そこへ花粉がやってくる。
鼻が詰まってついついのどで呼吸をしてしまうので、またのども荒れるし菌も体内に侵入する。
花粉症の症状で安眠できず免疫力は下がり傾向だから、抵抗力が弱まってまた風邪をひく。
そんなふうに花粉症と風邪の症状を行ったり来たりしながらが僕の3月の恒例行事なのだ。
明日も雨なのに、けっこう花粉飛ぶみたいだな。
のんびりすることにしよう。


アズテック・カメラの4作目のアルバム『STRAY』は89年の発表。
ウェス・モンゴメリー風のジャズっぽい演奏があるかと思えば、ギターのよく鳴るロックンロールがあり、以前からのネオ・アコっぽいスタイルあり、ミック・ジョーンズとの共演で当時ミックが率いていたビッグ・オーディオ・ダイナマイト風のヒップ・ホップっぽいものもあり、と、ずいぶんととっちらかったレコードなのだけれど、そのとっちらかりぶりが、優等生っぽいイメージのロディ・フレイムがその殻を破ろうと悪戦苦闘しながらさまよっているようで、僕はとても好きだった。
ロディ・フレイム、このときまだ26歳だったんだな。
ロディの弾く音の粒のきれいなギターや、繊細な声がよく似あう美しいメロディは、穏やかな春の始まりにとても心地よい。
ほんの少しのあいだ、穏やかなものと過ごしてみる、そんな一日。


Aztec Camera - Song For A Friend


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コメント

[C1115]

konomiさん、こんにちは。
このアルバムは出た当初、不評だったという記憶がありますが、結構いいですよ。
なんていうんでしょう、一度当った路線をすんなり踏襲しないひねくれたとこがけっこう好きですね、ロディ・フレイム。
ミック・ジョーンズとのコラボの映像とか見ると、ただのやんちゃなロック少年に戻っていてかわいかったりするのです。
Good Morning Britain
http://www.youtube.com/watch?v=mMSyyCbnrhE&feature=related
  • 2012-03-18 14:09
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C1114]

リュウさん、こんにちは。
花粉症、ほんまうっとおしいです。ここ数年ましだったのですが、今年はけっこうひどそう。ある時期が過ぎればパタッっと治るのですがね。。。

アズテック・カメラをはじめ、80年代前半のイギリスにはなんだかんだと好きなのが多いです。80年代育ちですから!
  • 2012-03-18 13:52
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C1113]

goldenblueさん、毎度です。

Aztec Camera!

デビューした時の衝撃が忘れられません。
19歳の天才少年と呼ばれたロディフレーム。
1st.2ndまでしかカバーしませんでしたが、
アイドルのようなルックスにお洒落なセンス、
そんな外見に似合わぬポップ職人のような佇まいが大好きで、
イギリスってすごいなぁ、と思ったものでした。

「Walk Out To Winter」は僕のフェイバリット・ネオアコナンバーです。

このアルバムは未聴です。
興味深いので探してみます。
  • 2012-03-18 09:12
  • めれんげkonomi
  • URL
  • 編集

[C1112]

お早うございます♪
花粉症・・・お疲れっす・・。
ウチの嫁もかなり来始めました・・。
早く終わると良いですね!

そして、アズテックは友人が良く聴いてました、
懐かしい!
この季節には良いかもですね♪
探してみます!
  • 2012-03-18 07:28
  • リュウ
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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