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♪Que Sera Sera

もうずいぶんと前から僕の部屋(というか物置)はとっちらかっていて、もはや魔窟のようになっている。
CDラックが既に満杯で、この数年で増えたCDはもう直すところがなくって聴いた順に山積みになっている状態なのだ。カセットテープもそうだし、本だってあふれてしまって戻す場所がないまま。いい加減整理しなくちゃと思いつつ、また奥からひっぱり出しては手前に積み上げるの繰り返しで山が高くなっていく一方なのだ。

そんな環境の中で突然、「アレが聴きたいっ!」と魔窟をひっくり返してひっぱり出してきたのがこのアルバムでした。
Que Sera Sera (Studio '85 +) Video Enhanced
Que Sera Sera / Johnny Thunders


リュウさんと行った新宿歌舞伎町のロック・バーでたまたま流れていたのがジョニー・サンダース。
流れていたのは確かにジョニーの声なんだけど、曲自体は聞覚えのあるようなないような、でも当然のことながらめっちゃかっこいい。思わず続けて「L.A.M.F」をリクエストして“One Track Mind”で盛り上がって、リュウさんからは「けっこうパンク好きですよねぇ。」と…(笑)。ハハハ、けっこう好きですねぇ、やっぱり。血がたぎる感じ。
で、最初にかかっていた聞覚えのあるようなないようなアルバムはひょっとして?とひっぱり出してきたのがこの「Que Sera Sera」。酔っぱらってたから、流れていたのがこれだったのかどうか定かではないけれど。
このアルバムは、発売当初に友だちから録音してもらったものの、そのちょっと前に再発で出たハートブレイカーズのがめちゃくちゃかっこよかったからなんか期待高すぎたのか肩透かし食らった感じでいまいち聴きこまないまま棚の奥のほうに眠らしていたまんまになっていたのですが、、、今聴くとこれがもう、とんでもなくかっこいいのだ!
ジョニー節全開の“M.I.A”や“Littele Bit of Whore”はもちろん、いかにもジョニーらしい“Endress Party”、インストの“Billy Boy”、早死にしたくないぜという歌詞が今聴くととても皮肉な“Short Lives”。新しいリズムにチャレンジした“Cool Operator”も、センスだけでやっているような半端さがジョニーらしくていい(笑)。

でも、一番ぐっときてしまったのは、アコースティック・ギターで歌われるこの曲だった。

Johnny Thunders - I only wrote this song for you

 I only wrote this song for you
 It's about the way I feel

 Oh you, you made my life
 Oh you, you made everything alright
 You took away my tears
 You gave me new ideas
 And now you're gone

 Don't go away



わざわざ訳さなくてもわかるくらいのシンプルな歌詞、いや訳しちゃうときっとせつなくて泣き出しそうになってしまうな。
いろんなことに恵まれて、毎日はとても充実しているように見えるのかもしれない。
でも、やっぱり君がいなければ、すべての幸せは全部くすんでしまう。
だから、どうか行かないでほしい。
わがままだとはわかっているけれど。

そんな、わがまま放題に好き勝手にやっているやんちゃ坊主がぼろっと見せてしまう弱さに、ぎゅっと胸が苦しくなってしまう。
いつまでも自分に都合のいいようにばかりはいかない。心の中に積み上げてしまった魔窟は、いずれ掃除しなくちゃいけない。そんなことは百も承知で、でも、なぁ、ジョニー。男はみんな、わがままで淋しがりで甘えんぼなんだよな、なんて。


あぁ、つい感傷的になってしまった。
そんな風に落ち込んでばかりもいられないんだろ。
人生は結局のところ、なるようになる。
このアルバムのラストナンバーは、あのスタンダード・ソングだ。
“マイ・ウェイ”のようなパンク・バージョンかと思いきや、、、流れてくるアコーディオンにまたしても肩透かしを食らうけれど、ジョニーのやけっぱちなヘナヘナ声が、この曲にとてもあっている。



Johnny Thunders - Que sera sera

 Que,Sera,Sera Whatever will be,willbe
 The future is not ours,to see
 Que.Sera,Sera
 Whatever will be,will be…

ケ・セラ・セラ
なるようになる~♪
先のことなど~わからない~♪
ってね。

そうして、またしても泣きそうになりながら、この曲を3回続けてリピートした。


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コメント

[C800]

つき子さん、こんばんは。
男はみんなわがままで淋しがりで甘えん坊。女もそうかもね(笑)。
お互いわがままで淋しがりで甘えん坊でいられるのが素敵な関係なのかもしれませんね。
  • 2011-11-21 01:11
  • goldenblue
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[C799]

波野井さん、こんばんは。
男はみんなわがままで淋しがりで甘えん坊。まるで自分に言い訳してるみたいな気がしてきました(笑)。
そしてジョニー・サンダース。あんな風にいいかげんなロッカーはもう出てこないのかもしれませんね。
  • 2011-11-21 01:02
  • goldenblue
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[C798]

megumickさん、こんばんは。お返事遅くなりました。
ケ・セラ・セラ、なんとなく魔法の言葉みたいで素敵ですよね。いいこともわるいことも、なるようになっていくものだと思います。
  • 2011-11-21 00:55
  • goldenblue
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[C797]

「男はみんな、わがままで淋しがりで甘えんぼ」、かわいいですよね、そんな人は。では、女の人は?磁石が引き合うように、この世の中はうまくできているのかもしれないね。とりあえずは、ケ・セラ・セラ?
  • 2011-11-20 15:18
  • つき子
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[C796]

男はみんな淋しがり屋で甘えん坊に一票(^_^;)!
ジョニサン、生き方そのものがパンクでしたね(>_<)。
  • 2011-11-18 23:17
  • 波野井露楠
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[C795]

私の座右の銘がケセラセラなんです(笑)
ほんと、私の人生ケセラセラです!
男はみんな、わがままで淋しがりで甘えんぼなんですね。
覚えておきます。

[C794] Re:

mono-monoさん、こんばんは。
mono-monoさんとジョニー・サンダース!一瞬意外な気がしたけど、ラモーンズとかも大好きですもんね。
僕もこのアルバムの存在のことはずいぶん忘れていて、先日たまたまロック・バーで聴いて思い出したのです。

>ジョニー・サンダースのレコードはほとんど処分してしまったんです(涙)

ジョニーが死んだのが38歳。ある程度の年齢になってちゃんと大人になってまともに人生を全うしようと思えば、ジョニー的なものは処分するべきなのです(笑)、正しい選択だと思いますよ!あんなふうにいいかげんに適当にわがままには誰もが生きられないですから。
僕自身も、40過ぎてようやく、ジョニー的なものへの憧れはおいといて、純粋にそのかっこよさを楽しめるようになったんだろうと思っています。
「HURT ME」は中古で買ったアナログ盤がまだ実家にはあるはずなのですが、、、今度実家に帰ったらひっぱり出して見ようっと。
  • 2011-11-17 00:59
  • goldenblue
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[C793] Re:

非双子さん、こんばんは。
40年50年と生きていれば魔窟になるのも当然なんですね(笑)!
整理したいのですが、整理するためにはまずどこから手を付けていいのやら、整理の手順の整理が必要です(笑)。
「ケ・セラ・セラ」、そういえばドリス・デイの元歌が最近時々保険会社かなんかのCMで流れていますね。あの女優はあんまり好きじゃないけど。あとはペギー葉山ですか?越路吹雪も歌っていたのかな?母親が懐メロ番組で一緒に口ずさんでいたような気がします。
いろんな解釈が出来るからこその人生、ってことでしょうか。
  • 2011-11-17 00:49
  • goldenblue
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[C792] Re:

konomiさん、こんばんは。
そうです、男なら誰でも憧れてしまう。だらしなくていいかげんで、多分身近にいたら困るタイプ。でも憎めないんですよね。
亡くなったのが38歳。若すぎます。ちゃんと生きてりゃまだまだおもしろいことがたくさんあっただろうに。
そして、確かにそう考えるとキースは凄すぎます!実はサイボーグ手術してんじゃないか、って気がするくらいです。
  • 2011-11-17 00:35
  • goldenblue
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[C791] Re:

LA MOSCAさん、こんばんは。
いやー、ジョニー・サンダース、やっぱりかっこいい!
僕が魔窟からひっぱり出してきたのもボロいカセットテープです。「ケ・セラ・セラ」のカバーはYOUTUBEで知ったのですよ。シドの“マイ・ウェイ”やミチロウの“仰げば尊し”みたいなのを期待してたらいきなりアコーディオン、、、でも聴けば聴くほどジョニーらしいなぁ、と。歌詞もジョニーが歌うといかにもジョニーらしい歌詞に聴こえます。
  • 2011-11-17 00:30
  • goldenblue
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[C790] Re:

リュウさん、毎度です。
やっぱりコレだったですね。ほとんど聴きこんだ記憶がなかったのですが、やっぱりかっこいいっす。
グレン・マトロックやジェリー・ノーラン、マイケル・モンローにウィルコ・ジョンソンも参加していたのですね。全然知らんかった。パティ・パラディンの声も聴こえますね。この声、リュウさん好きそうやなぁ。
そして、魔窟(笑)。整理整頓が進むまでにはまだまだ時間がかかりそうで、その間にもどんどん魔窟度が進行していくのです。

  • 2011-11-17 00:10
  • goldenblue
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[C789]

ジョニー・サンダースのレコードはほとんど処分してしまったんです(涙)
大失敗でした(笑)

まず、このCDジャケットを見て、レコードジャケットと写真のトリミングの違いに軽く驚き、「ラストナンバーは、あのスタンダード・ソングだ」のところで超ビックリしたのでした。
レコードしか聴いたことのない私は「Que sera sera」カヴァがこのアルバムに入ってることを知りませんでした。
手元に残したジョニー・サンダースのレコードのうちの1枚が12インチ盤「Que sera sera」で、カヴァの「Que sera sera」はここでしか聴けないと思ってました…。
なんだ、CDには入ってるのか(笑)
とはいえ、ジョニー・サンダースは買い直しが進行中でして、この記事を読んで「Que sera sera」も絶対に買おうと想いを新たにしたのです。
なお、いちばん欲しいのは「HURT ME」だったりします。

[センスだけでやっているような半端さ]っていうのがまさにジョニー・サンダースのカッコ良さだと思います!

[C788]

>もうずいぶんと前から僕の部屋(というか物置)はとっちらかっていて、もはや魔窟のようになっている。

私の部屋も同様、パソコンがノート型を含め10台位。
マザーボードが7枚あったんで壁にディスプレイしてます(笑
ハードカバーの古本が200冊以上あったんで処分。
バイク雑誌は20年ほど、、、、

おまけに使って無いアンプやスピーカーが出てきて、、

「ケ・セラ・セラ
なるようになる~♪
先のことなど~わからない~♪」
ですね~

この曲はいろんな人が歌って、いろんな解釈が出来て不思議!


  • 2011-11-16 20:59
  • 非双子
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[C787]

これは僕もカセットで持ってました。
どっかに行っちゃいましたけど(笑)

印象に残ってるのは「Endless Party」。
それしか覚えてないかも。

ROCK好きな男の子なら誰でも憧れる、
そんなムードがジョニサンにはありますね。

そういう意味ではキースに近い。
ある意味R&Rギタリストの雛形。

でも、
そう考えるとキースが今も生きてるって
すごいことですよね(笑)
  • 2011-11-16 19:12
  • めれんげkonomi
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[C786]

ジョニサン出ちゃったら俺も黙ってられないなぁ(笑)

このアルバムにまつわる思い出はgoldenblueさんもコメントくれたこちらの俺の過去記事に。


http://lamosca.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-396b.html

そう、俺はアナログしか持ってないんで「ケセラセラ」は入ってないんですよ~(涙)
いつか聴いてみたい!

わがままで寂しがり屋で甘えんぼ
やけっぱちなヘナヘナ声

ホントにねぇ。
でもカッコイイ!

大好きです!

[C785]

goldenblueさん、魔窟仲間ですね(笑)
そう、新宿でかかっていたのは、これです!
曲名は忘れてしまいましたが、このアルバムです。
コピーキャッツからPopでR&Rに目覚めたJohnny Thundersの大傑作だと、思ってます。
この時のツアー行きましたが、バックのメンツがしっかりしていたので、よりR&Rしてました!
コピーキャッツと共に、愛聴盤、そのうち、保存盤で出す予定です(笑)
ジョニサンはパンク時代も含め、永遠の憧れです!

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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