10月19日、水曜日。晴れ。 土曜日に予定されていた娘の小学校の運動会が雨で水曜日に順延となっていました。 仕事パンパンな中だけどなんとかやりくりしてもらって、午前中だけのぞいてきた。 雲ひとつない爽やかな秋晴れの絶好の運動会日和。 子どもがとても子どもらしい時期はとても短い。 9歳の運動会は9歳の時にしかないのだから。 Basie's Beatle Bag / Count Basie & His Orchestra 晴れた空、心地よい空気と楽しげな子どもたち。
そんな関連で思い出したのは、カウント・ベイシーの『ベイシーズ・ビートル・バッグ』というアルバムだ。
何の予備知識もなく中古屋で見かけてたまたま買った、ベイシー楽団によるビートルズのカバー集で、ビートルズがまだ活動中の66年に録音されたものらしく、そういえばカバーされている曲は中期までのものばかり。
日本盤についていた解説では、ジャズしか知らない爺さんがアレンジャーのチコ・オファリルを褒めちぎっていて「本ビートルズ・アルバムも彼の編曲のおかげで立派なジャズアルバムとなり・・・」などとまるでジャズは高級でロックは低級であるようなくだらないことを書いているけれど、どこまでも庶民のためのダンス・ミュージックを演奏し続けていたベイシーが、頭でっかちじゃなく黒人音楽に敬意を表した素直な音楽を演奏していたビートルズに共感したのはとてもよくわかる気がする。
音楽はそれぞれの演奏者が出す音の共鳴であり、共感のないところにいい音楽など生まれっこない。
仮に録音の動機が「今世間で人気のビートルズとやらを俺のバンドが演ったらがっぽがっぽもうかるぜ!」というものであったとしても、だ。
まぁ、そんなことはともかく。
ベイシー楽団の音はいいな。
音に奥行きがあって懐が深い。
音楽の中に空があって、その空にはいつもとても心地よい風が吹いている。
そして、今日の運動会の運動場みたいに、みんなが笑顔になれる。
そんなふうに毎日やっていきたいけど、それがなかなか、ね(苦笑)。
Count Basie & His Orchestra - I Wanna Be Your Man Count Basie & His Orchestra - Can't Buy Me Love
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多分カメラ片手に追いかけちゃうと思いますよ(笑)、他の子のことはまるで見ていません。
9歳くらいにもなってくると、家で見せる顔と学校での顔が違ってきます。それを確認できるだけでもよかったなと思いました。