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♪TATTOO YOU

「暑さ寒さも彼岸まで」
昔の人はうまく言ったものだ。

潮が引くように暑さがやわらいだこの数日、明け方など窓開けっ放しで眠っていると寒いくらい。
昼間は30℃近くまで上がるとはいえ、湿気のこもり方がまるで違う。
もう九月も最後の週だもんな。

さわやかな空気に当たりながら、さてこんな時に聴きたいのは何だろう、と思いついたのが『TATTOO YOU』のB面。

The Rolling Stones-Worried About You
The Rolling Stones-Tops
The Rolling Stones-No Use to Crying

刺青の男
Tattoo You / The Rolling Stones


いやぁ、かっこいいなぁ!この洗練されたソウルフルなサウンド。
大人の色気。
渋い。


実は、ストーンズを一番最初に聴いたのが、この『TATTOO YOU』だった。
中2か中3くらい?兄貴が友だちから借りてきたとかだったのをこっそり聴いたのだと思う。
で、今でこそ「B面が最高だ!」なんていっているけれど、当時まるでチンプンカンプンだった。
“なんじゃこりゃ?ローリング・ストーンズってこんなん?好みやないな。わけわからへんわ。
これやったらこないだ兄貴が聴き狂ってたレッドツェッペリンのほうがよっぽどかっこええやん。。。”
・・・って感じ。
その頃はやっぱりもっとギターがギャンギャン鳴っているか、そうでなければメロディーがきれいなものが自分の好みだと思っていたのだと思う。当時よく巷で鳴っていたのはジャーニーやレインボウ、或いはビリー・ジョエルかスーパートランプかエアサプライ(笑)。そういうのに比べてストーンズは、もっちゃりしていて、メロディもなく、歌も下手っぴで、ドラムも迫力なく、ちんたらしていて、音も古くさくスッカスカだと思った。第一、なんだかぬめっとしていてとてもいやらしいと思った。
ハハ、実際コレ聴いていきなり「B面が最高だ!」なんていう中学生がいたら、首絞めてやると思う(笑)。

実際ストーンズを「いい!」と思えるようになったのは高校を卒業する頃くらいだったと思う。
MTVで“Undercover of the Night”や“She was Hot”が結構流れて何となくまぁもう一回ストーンズちゃんと聴いてみるか、って借りてきた『REWIND 1971~1984』ってベスト盤を聴いてから。
それも最初はやっぱりそんなにいいとは思わなかった。
じわじわと好きになって、あるとき突然、この粘っこさが気落ちよくなってきたのだ。
あ、あ、あ、あぁ、こういうことか~。
腰の下の方からムズムズとせりあがってくるような心地よさ。
あかん、これ、ええやん。

それからは、だいたい皆さん同じようなモンでしょ。
アルバムを順に揃えてはうなり、さかのぼって聴いてしょんべんちびって、奴等が影響を受けたというブルースやR&Bに挑戦し、これもまた最初はヒット曲中心の聴き流しだったのがいつの間にかズブズブと黒い世界に目覚めては底なし沼のような深いブルースの世界に堕ちていく、、、みたいな、ね。


さて、休日ももうお終い。
明日からの2、3週は、年間でも1、2を争う鬼のように忙しい時期に突入するのです。
体力と、精神力が勝負。
タフにならなくっちゃ。
ストーンズを浴びるように聴いてのりきるとしようぜ。


The Rolling Stones-Hang Fire




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コメント

[C674]

毎度です。絶望Beckereiさん、誰かと思えば。
12月8日、意味深な日やね。やりくりします。
だんだん思い出してきたけど、あの当時、ストーンズはもっとオンボロバンド扱いされていたのではなかったっけ。年寄り、マンネリ、へたくそ、と。今でこそストーンズはどこへ出ても神扱いだけど、少し上の世代はテク指向のフュージョンかメタルばっかりだったようなキオクがあります。
この記事にコメントいただいたのはほとんど同世代の方ばかり。みなさんの中学高校時代が思い浮かんできました。
  • 2011-09-30 00:10
  • goldenblue
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[C673] Tatoo you

同い年なので、当時の音楽シーンはとてもわかります。確かに僕もせんずりを覚えたての中学生だった。
ぼんやりと教室から窓の外を眺めながら、退屈な毎日を憂鬱に過ごしてた。
「友を待つ」を聴きながら(あえて、邦題)途方にくれていた10代なんぞ思い出したくも無いが、
それだけ、僕にとっては、大事なアルバムのひとつかもね。
このアルバムによって、クラッシュとストーンズとディラン以外は何も信じなくなった。

ちなみに一番好きなのは「黒いリムジン」(あえて邦題!)かなあ。
ロンウッドの曲です。「STRIPPED」の日本版ラストのボーナストラックもかっくいいけどね。

12月8日に京都「陰陽」でやりますんで、またいらしてくださいまし~。
  • 2011-09-29 21:27
  • 絶望Beckerei
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[C672]

めれんげkonomiさん、こんばんは。
〉B面という言葉が普通に
ハハハ、そこですか!
みなさんそれなりに歴史を重ねておられますものね。
でも、あの盤に関してはやっぱりA面B面ならではのつくりですからね。激しいネイバースのあとは、ひと呼吸おいてからウォリバウチューに入りたいものです。
エルモカンボのC面もイイですねー。ああいうのだけのライブアルバムを出してほしいなぁ!
  • 2011-09-28 00:17
  • goldenblue
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[C671]

LA MOSCAさん、毎度です!
サムガールズ、いくつのときですか?激しくうるさいのがロックだと思って聴くと肩透かしくらいますよね。ミス・ユーとか、なんだこりゃ、と。
ちなみに僕が「損した・・・」と思ったのは、コンバット・ロックでした。PILは多分損したと思いそうなので長らく手をだしませんでした(笑)。どっちもよさがわかるまでずいぶんかかったかも。
  • 2011-09-28 00:07
  • goldenblue
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[C670]

ミモザさん、こんばんは。
そう、A面は超最高なのですよね。スタート・ミー・アップはもちろん、ハングファイヤー、T&A、ブルージィなブラックリムジン、パンクなネイバース!この頃の真骨頂な曲だらけ。
アルバムとしての統一感ではエモーショナルレスキューなのですが、好きな曲という点ではタトゥー・ユー負けてません。いや、ブラック&ブルーもサムガールズも負けてませんけどね(笑)。
  • 2011-09-27 23:57
  • goldenblue
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[C669]

Okadaさん、こんばんは。
そうなんでしょうね。かなりわけのわからない、間口も懐も広くて深いバンドだと思います。マンネリだなんて言われることもあるけどとんでもない!アルバムの中でもかなり大胆にバラエティ豊かだし、時代を追ってもずいぶん変化してる。なのに揺らがない筋も通ってる。
だからこそ40年も続けてこれたのでしょうね。
なんともすごい人たちです。
  • 2011-09-27 23:44
  • goldenblue
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[C668] スゲーなぁ♪

「Tatoo You」のB面に反応する人がこんなにいるんだ~

それと「B面」という言葉が普通に飛び交ってる(笑)

読んでてどっちもスゲーと思いました。

かくいう僕も全く同じです。
ほとんどリアルタイムで聴きながらB面はスルーしてたクチです。
でも40才を超えてから(←遅い)秋口にB面を聞くようになりました。
同志がいて本当に良かった^^;

ちなみに・・・
「Love You Live」のC面も大好きです。
いわゆるエルモカンボSideですね。


  • 2011-09-27 20:50
  • めれんげkonomi
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[C667] 再びすいません

“金返せ!”って俺が思ったのは『女たち』の時。
発売日に買ったのは『TATOO YOU』だったけど、最初に買ったのはコレだったんで。
金返せっていうか、買って損したな、と(笑)
そう、あのスカスカ加減に(笑)
次の『エモレス』の時に“アレ?コレってもしかしてカッコイイのか?”って。
『TATTO YOU』は最初からスゲーと思いました。
A面は(笑)
俺は高1でした。

[C666]

そうです、B面が最高なのですよ。
でもね、A面も超最高なんですよねー

このアルバム以後、これを超えるのがないんですよね、個人的には。
もちろん、みんな好きなんですけど。

[C665]

ストーンズって、王道ロックバンドのようで、実はちょっとややこしいバンドなのでは?って気がします。
単純なロッケンロール的要素もありつつ、一発では理解しきれない、わけのわからなさがありますよね。だから初めて彼らを聴く人は、聴くアルバムによっては肩すかしを食らってしまう。「なんだ、ストーンズってこんなもんかよ。」って。

ぼくも最初はB面の良さは分からなかったですが、今は「Worried About You」から「Tops」の流れが大好きです。「No Use In Crying」の緊張感、そしてそこから解放された後の「Waiting On A Friend」の優しいイントロとかも、魅力的です。

[C664]

LA MOSCAさん、こんばんは。
LA MOSCAさんもコレが最初ですか!金返せっ!とか思わなかったですか(笑)。
“SLAVE”も下からゾクゾクきますねー。最初はほんとなんだこりゃ、でしたが。
今日は続きでアンダーカヴァー聴いてました。これはこれで暴力的というか、暴力的なのにいやらしい(笑)と、あらためてぶっとばされてます。
  • 2011-09-27 00:03
  • goldenblue
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[C663]

ezeeさん、こんばんは。
“SLAVE”、飛ばしてましたねぇ。“EMOTINAL RESCUE”なんかもずいぶん後のほうまで飛ばしてましたから。なんじゃこの気色悪い裏声は、って(笑)。
ビル・ワイマンがいなくなったくらいからあまりのめりこめないのは、こういうぬめっとしたいやらしいのがなくなっちゃったからかも。
  • 2011-09-26 23:54
  • goldenblue
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[C662]

megumickさん、こんばんは。
朝から寝た子を起こしてしまいまして、ハハハ。確かにストーンズの気持ちよさには性的な要素はかなりありますね。ガキにはわからないのも無理はないです。
難しい人に見えるかなー。まぁ偏屈者には違いないです。でも、40過ぎてロック好きな奴なんてきっとみんなどっかいかれてるんですよ(笑)、いや、これは最高の誉め言葉としてね!
  • 2011-09-26 23:43
  • goldenblue
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[C661]

リュウさん、こんばんは。
いや、ほんま、そんな中学生がいたら嫌ですよねー。
リュウさんが目覚めた曲“SOME GIRLS”なんかもガキにはわからないルーズさとねちっこさ満載ですもんね。
2、3週ほどかなりハードになるのですが、ストーンズ聴いてタフに頑張りますっ!
  • 2011-09-26 23:26
  • goldenblue
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[C660] 同じ同じ(笑)

『TATOO YOU』は俺がストーンズのアルバムで最初に発売日に買った作品です。

俺も最初はA面ばかりでした(笑)
B面の良さがホントに判ったのは随分経ってからだったなぁ。

で、やっぱり知識を得て、このアルバムが自分の中で小さくなってた頃、
武道館で聴いた「Worried About You」に打ちのめされて。

やっぱ、スゲー!って。

ちなみにアルバム中、俺が一番好きなのはA面の「SLAVE」
あのファンキーさが堪りません。
どっちも『B&B』のボツ曲らしいですね。

[C659]

やっぱガキが飛びつくのはA面! かくいう私も、B面は地味すぎて殆ど聴いてませんでした。
Slaveなんかも飛ばしてましたから。
でもBlack & Blueの愚か者の涙なんかを通過したらB面が俄然魅力的になりましたヨ。
やっぱ人生、経験の年輪っすな!

[C658]

あっリュウさんにさき越された!
おはようございます、golden blueさん。
朝一でWorried About You目が覚めましたカッケー!
やばいです!この記事っていうか♪TATTOO YOU
「寝た子を起こす」って感じ・・・
私、これを聴いてた頃(10代)クレイジーに遊んでました。
リアルタイムのストーンズなのでこのへんから人生狂いはじめました。
軌道修正するのにだいぶかかったな・・・
golden blueさん、難しい人なのかと思ってたけど勘違いでした。
あたしと同じ感覚なんだってわかってサイコーにうれしいです!
ストーンズはSexみたいな・・・朝なのでやめます。

お仕事がんばってください!

[C657]

お早うございます♪

→ハハ、実際コレ聴いていきなり「B面が最高だ!」なんていう中学生がいたら、首絞めてやると思う

この部分、大笑いしました!そして自分も絞め殺してるかと(笑)

ストーンズは時を経ないとわからない、そして虜になったら最後ですよね!自分もB面は随分たってから好きになった口です!

お仕事、大変そうですが、ご自愛下さいませ♪
  • 2011-09-26 08:03
  • リュウ
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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