Sunday Morning Prayer Meeting / Mahalia Jackson 日曜日の朝は憩いの時間。
ゆっくりとコーヒーを淹れ、小さな音で音楽をかける。
日曜日の朝のマヘリア・ジャクソン。
教会へ行って祈りを捧げるように、ココロを開け放ってみる。
日曜日の朝に教会へ通ったなどという経験はないのです。今までずっと、およそ賛美歌やらお祈りとは縁のない生活をしてきた。そもそも、宗教なんてものはどれも重たくうっとおしいものだと思いながら遠ざけるようにして暮らしてきた。
僕の知っている賛美歌は、くどく、大袈裟で、お説教臭い臭いがするものだったけれど、南部の黒人が集っていた教会で歌われた賛美歌はそうばかりではなかったらしい。
激しく歌い、踊り、自分を見失うくらいの興奮を得ることで神と一体化する、それは美しく飾られた神を讃える歌とはまた質の違う感動と魂の高揚を与えてくれる。
音楽を通じて、心とカラダがひとつになっていくことの開放感。
そこには何かとても特別なマジックが隠されている、はずだ。
ゴスペルのことは、実際のところよくはわからない。
マヘリア・ジャクソンのことも、実はあまりよくは知らない。
一般にゴスペルは神へ捧げる歌、ブルースは悪魔に魂を売った歌と言われるけれど、音楽の構造上はほぼ同じだし、少なくとも耳からすっと英語が入ってくるわけではない我々日本人にとってはゴスペルとブルースの境界線は限りなく低いのではないかという気がする。
だから僕にとってはマヘリア・ジャクソンのゴスペルは、とてもポジティヴな高揚感を与えてくれる特別なブルースなのだ。
日曜の朝、ゆっくりとコーヒーを淹れ、小さな音で音楽をかける。
古い録音の向こう側から、生きることへの強い意志をこめた歌が、或いはささやかな願いをかけた歌が立ち上がってくる。
Mahalia Jackson - Elijah Rock(Live) Mahalia Jackson - Trouble In My Way
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僕もゴスペルとR&Bの違いはよくわかりません(笑)。なので、歌詞の違いと理解して、音楽そのものを楽しんでいます。
信仰の深い人には怒られそうですが、わからないからこそ楽しめるということも有りってことにしておきましょう!