気がついたらもう8月。 仕事柄季節感はいつも現在進行形より少しずれてしまうのですが、なんだか今年の夏はちょっと妙。まぁ、この何年も暦どおり順調に季節が巡った記憶がないので今年に限ったことではないのだけれど、それにしても今年はどうも「夏だっ!」という気分が盛り上がらない。 6月末に先制パンチのように蒸し暑くなったかと思えば、台風の後はなんだかぼんやりした感じ。 今朝は久しぶりにすかっとした夏の空だなぁ、と思ったのも束の間、昼からは曇って、にわか雨。 なんだかなぁ、って感じでいまいち気分が盛り上がらない。 まぁ、それは決してお天気のせいだけでもないのだろうけれど、せめてお天気くらいピーカンに晴れてスコーンとすっきり抜けてほしいものだ。だらだらジトジト、じゃなく、スカッと汗をかきたい。 せめて音楽くらい夏らしいもの、ってことで山下達郎をひっぱり出してきたけれど、やっぱりリゾート・ミュージックの気分じゃない。 で、聴いていたのはこのアルバム。 POCKET MUSIC / 山下達郎 1986年、山下達郎がムーン・レーベルに移籍して出した最初のアルバム。
後に、開放的なリゾート・ミュージックばかりを求められる当時の状況に興味が持てなくなっていた時期だったと達郎氏が語っているように、今までの『夏』『海』という世界から一歩引いた、少し内省的なサウンド。
雨上がりの夜風に当たりながら、しっとりと聴こえてくる“SHAMPOO”や“
POCEKT MUSIC ”、
“LADY BLUE ”。懐かしい気分と同時に、若い頃に聴いた時よりずいぶんとしっくり来る。歳を重ねるとそういうことが時々あって、驚いたり嬉しくなったり。
あぁ、もう夏はいいや、汗だくになるより、のんびりといきたいもんだ、などと思いつつ、つい、缶ビールのふたをプシュ、っと。
結局のところ、猛暑でも冷夏でも、ご機嫌でも不機嫌でも、やっぱり夏はビールの本数が増えてしまうものなのだな(笑)。
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意外です(笑)!、いや、失礼、わかります。そこらへんの自称ロックの人よりもはるかに骨太で、魂がこめられた音楽を作っておられると思います。
JOYは、耳にはしたけど持ってないです。ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラヴ・ユーとか演ってるやつですよね、また聴いてみます!