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♪I'm not Down / The Clash

ロンドン・コーリング
London Calling / The Clash


I'm not Down

もし、金持ち連中が悲しい生活を送っているっていうのが本当だったなら
貧乏人は一体何て言えばいいっていうのか?
それこそ審判の日ってことか?

打ちのめされ、投げ出されてきた
けど、俺はダウンしない
ずっと目を付けられてきたけれど
俺だって成長してきたんだ
俺はダウンしない

裏通りでギャングに出くわした時も
俺は逃げ出したい気持ちと戦った
そして、決してそうしなかったさ

打ちのめされ、投げ出されてきた
けど、俺はダウンしない
ずっと目を付けられてきたけれど
俺だって成長してきたんだ
俺はダウンしない

いろんな日々を過ごしてきたんだ
もしおまえの悲しみが消え去りそうもなくて
地面に叩きつけられて落ち込んで落ち込んで落ち込んでしまう時も
何か方法はあるってことは知っている
いつものやり方に戻れるまでスイングさえしていれば
摩天楼の階段を一回づつ登っていくみたいに
俺はあきらめない

ロックしよう
おまえ自身がこの広い世界中で一番タフだって暗示をかけるんだ
おまえの街はここから遠く離れて荒れ放題
けど、おまえはもうそこにはいない

打ちのめされ、投げ出されてきた
けど、俺はダウンしない
ずっと目を付けられてきたけれど
俺だって成長してきたんだ
俺はダウンしない


“Punk is not style, but attitude.”
と、ジョー・ストラマーは言った。

「この俺を見てみろよ、ボロボロに打ちのめされてきたけど、そのたびに立ち上がってきたし、そのたびに強くなってきたんだ。まだまだあきらめたりしないぜ。」とジョー・ストラマーが歌っていた。何もかも思うようにいかなくて悔しい思いばっかりしてきた10代の少年にとって、パンク・ロックは希望の星だったのだ。

あれからもう25年以上が経って、今や僕もすっかりおっさんになった。きっと10代の若者から見れば、くたびれて、小ぢんまりした世界の中で、日常生活に汲々としているおっさんに見えるのだろう。僕があの頃周りの大人に対してそう思っていたのと同じように。
けれど、あの頃のスピリットは僕の中で未だ決して失われてはいない。
納得できないことはしない、自分の本心と違うことはしない。
自分の心で感じて、自分の頭で考えて、自分の足で歩く。
それはきっとこれからも変わらないだろう。
そんな大人になれたことを、ロックの神様に感謝しつつ、41歳の誕生日を迎える。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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