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♪Marching On / The Alarm

Declaration
Declaration / Alarm


実は先日から、愛用のNETウォークマンが故障している。電源を入れてもディスクが回転する画面が延々と続くだけで一向に再生しないままで、先端技術の機械というものはこうなってしまったらもうお手上げだ。SONYのお客さま相談室へ電話したら、いろんなことをたくさん訊かれた挙句にサービスセンターへ持って行けと言われ、持ち込んだら「ハードディスクの破損・修理代2万円」だという。さしあたってそんな余裕はどこにもないので、古い携帯再生機を引っ張り出してきてカセットテープを聴いている。自ずと聴ける音源は、古いもの、懐かしいものに限られてしまうのだが、引き出しの奥を探っていくと、もはや忘れ去っていたようないろんなカセットテープが発掘され、それはそれで大いに楽しんでいる、というわけだ。

音楽は不思議なもので、聴いていた頃の空気感や思いまでをリアルに甦らせてくれる。
例えば、このTHE ALARM。ウェールズ出身の、U2がアコギでクラッシュを演ったような風情のバンド。彼等のメッセージは、とても性急で、とてつもなく青臭い。きっと若い頃にパンクに衝撃を受け、ジョー・ストラマーに心酔したに違いない、若き義憤と理想主義と誓いのような宣言。で、そんな彼等の青臭い音楽が、大好きだった。一緒に熱くなって、エアギターかき鳴らして吼えていた自分自身の姿が見える。
その頃の僕は一体何に怒っていたのか、何に吼え、かみつこうとしていたのか、何がそんなに不安だったのか、もはや言葉にすることは不可能だ。けれど、その頃のどこへもやり場のないような気持ちは、例えばこの曲を聴けば、ありありと思い起こすことができる。


Marching On

世界を凝視しながら
つっ立っている一人の若者がいる
彼の瞳は怒りに満ちて
その苛立ちを抑え切れないでいる
窓を叩き割り、壁に涙を流す
あんたにはわからないのかい?
俺の瞳を覗き込んでみても?
無力なガキどもとあんたはそうあしらうけれど
彼等はとてつもなく強力なパワーを持っているんだぜ

俺たちは行進してゆく
俺たちの声、俺たちの音楽を聴いてほしい
俺たちはどんどん強くなってゆく
俺たちは孤独じゃない
そして行進し続けてゆくんだ

俺たちは立ち上がる
黙らせることなんて出来はしない
俺たちは語りかける
どうかその声を広く取り上げてほしい
俺たちの歌を歌ってくれ
そして行進していこう
忘れてはいけない
右も左も関係ない 東も西も関係ない
ただ、ゲットーからの叫び声があるだけだ

俺たちは行進してゆく
俺たちの声、俺たちの音楽を聴いてほしい
俺たちはどんどん強くなってゆく
俺たちは孤独じゃない
そして行進し続けてゆくんだ




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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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