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♪Simply Beautiful / Al Green

Very Best of Al Green
Very Best of Al Green / Al Green


雪もちらほら降りだした、寒い冬の静かな夜。
暖かいラブソングが聴きたくなる。ささやかで、ひっそりと美しい歌。心の隅っこでほくほくと温もりを放ってくれる懐炉のような。
食べることと、眠ること、それから愛し合うことが満たされていれば、たいがいのことはうまくいく、とある人は言う。いわゆる基本的欲求のうちの第一次欲求という奴だ。よく食べて、よく眠り、たくさん愛し合う。その通りだと思う。それが満たされないとき、少しずつ心は荒んでゆくのだろう。
ただ、食べることと眠ることは自分一人でもできるけれど、愛し合うことだけは一人では叶わない。性欲の処理はできたとしても、それと愛し合うことはほど遠いものだから。

まるで愛の伝道師のようなソウル・マン、アル・グリーン。
幼い頃からゴスペルを歌っていた彼は、その包み込みように暖かくやわらかで官能的なそのヴォーカルで、70年代ソウル・ミュージックのスーパースターの一人となった。代表曲"Let's Stay Together"はじめそのほとんどは男と女の下世話で俗っぽい恋愛の歌。けれど、アル・グリーンが歌うとそこに神聖で崇高な何かが宿るのだ。俗に偏らず、単に清らかで神聖というだけではなく、聖と俗の幅広いレンジの中を行ったり来たりしつつ、揺らぎながら戸惑いながらも、コインの裏表のようなその両方を見事に表現してゆくアル・グリーンの歌。
俗的な行為の高みに崇高な気持ちにたどり着く、そこには確かに人生の真実がある、と思う。


♪Simply Beautiful
If I gave you my love,
I tell you what I'd do
I'd expect a whole lotta love outta you

You gotta be good to me
I'm gonna be good to you
There's a whole lotta things you and I Could do
Hey hey

Simply beautiful
Simply beautiful
Simply beautiful
Simply beautiful

What about the way you love me
And the way you squeeze me
Hey
Hey simply beautiful

And you get right down it
And the love is getting you through it

Simply beautiful
Simply beautiful
Simply beautiful
Simply beautiful


僕の愛をあなたに捧げるとしたら
僕にできることをあなたに伝えよう
たくさんの溢れるような愛をあなたに
あなたは僕によくしてくれるし
僕もあなたを気持ちよくしてあげたい
あなたにしてあげれることはきっとたくさんたくさんある

ただ美しく
ただ美しく

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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