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♪ヤング・ブラッズ / 佐野元春

Cafe Bohemia(紙ジャケット仕様)
Cafe Bohemia / 佐野元春 with THE HEARTLAND


年は明け、西暦2008年、になった。
2008年という年号になんとなく違和感を感じるのは、小学生の頃大流行した「ノストラダムスの大予言」のせいだと思う。1999年7月に世界は終わる、というアレだ。だから、西暦2008年なんて年が本当に来るとは思っていなかったのだ。
もっと子供の頃イメージしていた西暦2000年代は、鉄腕アトムが出てくるような近未来の世界だった。けれど、現実の2008年は、いつもと相変わらずで、チューブ型のパイプの中を高速で走る乗り物も、高層ビルの間をつなぐ動く歩道もなく、目の前の踏切がいつものようにカンカンカンと音を立てて降りていつもと同じおなじみの色の電車がゴゥゴゥと通り過ぎていく、いつもと同じ風景。
テレビは相変わらずバカ騒ぎで、新年のめでたさに便乗して単なる悪乗りを繰り返している。ニュースは通り一遍の初詣のことと、毎日どこかで起きているような悲惨な事故をこれみよがしに報道して「正月早々」と憐れさを煽る。それも毎年毎年の恒例行事。
そんな、静かな冬のブルースに眠る この街のニューイヤーズディ。

佐野元春の“Young Bloods”に込められたのは、そんなブルースにあふれた世界でなんとか希望の光を見つけるための、祈りのような願いと、強い意志と賢い知恵を持ち続けるという誓い。たとえその想いが君に響かなかったとしても、分け合うことなどできなかったとしても、願い続けることで救われるのだという気がする。

今年もよろしくお願いします。


♪Young Bloods
偽りに沈むこの世界で
君だけを
固く 抱きしめていたい

鋼鉄のような Wisdom
輝き続ける Freedom
願いを込めて
ここに分けあいたい
Let's stay together
Let's stay together


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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