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♪I was Only Joking / Rod Stewart

Foot Loose & Fancy Free
Foot Loose & Fancy Free / Rod Stewart


(拙訳:I was Only Joking)

学校にいたガキの頃から
ルールなんてずっと破り放題
見つかっては謝って
でも結局何にも反省なんてしないまま

俺たちはみんな偽物のヴァレンチノで気取っていた
親父は俺たちを滑稽だといったけれど
みんなそれなりには心を傷めてたんだ

仕事中でもオフの時でも
俺たち好き勝手し放題
社会って奴に挑んでいたつもりだったんだ
押し黙った表情の無い顔が俺たちに冷たい視線を送る
けど何一つ変えるつもりなんてなかった

約束は真夜中の熱気の中で交わされ
明け方に家に忍び帰る
貴重な時間を無駄につぶして
それをワインのせいにして罪をなすりつけていた

ぜんぶただの冗談なんだ
びびってるのをごまかしたかっただけなんだ
なんて愚かなんだろうな
こんなんじゃ絶対勝てっこないや

適当なところで手を打つなんてことはなく
蝶々を採集するみたいに恋人をたくさん集めては
かっこいい勲章を授かったような気がしてたけど
やがてうすっぺらく感じてくるもの
スージー、きみはとっても良くしてくれた
無私の愛を僕にくれた
けど、きみはあまりにもシリアスになりすぎたんだよ
だから、もう終わりにしたほうがいい

ぜんぶただの冗談なんだ
びびってるのをごまかしたかっただけなんだ
なんて愚かなんだろうな
こんなんじゃ絶対勝てっこないや

きみは僕が誠実なのかと尋ねる
その質問をずっと怖れてたんだ
未だに詩の第七編がいまいち理解できないでいるけれど
きみが聞きたいと思っていることを言うよ
きみのほしいものを全てあげたいと思ってた
けど、愛を捧げるってことだけはどうも苦手でね
こんなふうにぼやけたまま続いていくのなら
一人でいたほうがましかもな
俺がやっていることは間違いだらけ
この歌に心を込めて
これから先はいっそのこと
黙って世界を眺めていることにしようかな

今静かにページをめくって
第一幕は衣装替えもないままお終い
主役はステージを降りるのさ
観客にはよくわからないだろうけれど



年の瀬になるといつも感傷的に反省モードになる。
あの時ああすればよかった、ああしていたらどんなことになってたんだろうか、あんなこと言ってしまった、あの後ちゃんと謝ればよかった、二度とあんなことはしないと反省したのになぁ…そんなことを毎年思って、結局何にも変わらずいつもと同じ過ちや失敗や言いすぎや出しゃばりを繰り返している気がする。
結局のところ本当に心の底から悔い改めるような反省なんて、本当はきっとするつもりがないんだろう、と自分自身で思う。同じような失敗をいつもいつも繰り返す、それはそれでじゅうぶんに自分らしさというか、逆に言うと、そんな失敗を繰り返さないのは自分らしくないというか…。そんなの詭弁だとわかってはいるけれど、いくら失敗を繰り返してもそのことで人を傷つけても、もはやこの年までになってそうそう自分自身を根本から改心し改める気にはやっぱりならない。こんな自分でもやっぱりかけがえのない自分だもの。本当に悔い改めるとしたら出家でもするさ、なんて、そんな軽口を叩いてはきっとまた誰かにギュゥっとお灸を据えられるのだろう。
口先で反省したポーズをとるのだけはだけは、年をとるたびに上手にはなったけれど。

改めて宣言しよう。
反省なんてしない。
そのかわり後悔もしない。
後悔するくらいなら反省した方がずっとましだもの。

ロッド・スチュワートの“I was Only Joking”のことは山川健一さんの本で知った。
こんなふうにワルぶった態度の後ろにある臆病な素顔、そして、それも含めて、全部冗談なんだ、って気分はすごくよくわかる。
その、よくわかるって気分さえも、全部冗談なんだから。




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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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