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♪Pres and Teddy / Lester Young & Teddy Wilson

Pres & Teddy
Pres & Teddy / Lester Young


冬の空はよく澄んで晴れ渡っていて、なんだかツーンとするような空気の張りつめた感じが心地よい。今夜も月がきれいだ。
なんとなくセンチメンタルな気分で、懐かしい思い出をひとつひとつかみしめるようにゆったりと一服の煙草を吸う。
月を肴に酒でも飲もう。ビールじゃなくって、もうちょっとピリッとする奴。グラスの中で氷がカランと乾いた音を立てるような奴。
BGMは例えばこれ。レスター・ヤングとテディ・ウィルソンの1956年の録音。
30年代半ばに、ビリー・ホリディのセッションでたびたび共演していたふたりの晩年の録音。いろいろあった若き日を思い起こして過ぎ去った日々の思い出を語るような、ほのぼのとした味わいの中にひとつまみのせつなさを感じさせる芳醇な演奏。まるであと数年で人生を終えることが判っていて、なおかつ駆け抜けてきた自らの人生を悔いもせずのほほんと振り返るような。
それにしても月がきれいだ。
たくさんの思い出を、美しく照らして輝く。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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