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♪The Little Willies / The Little Willies

Little Willies
Little Willies / Little Willies


リトル・ウィリーズ。2006年に突如ニューヨークに現れたカントリー・バンド。そのヴォーカリストはノラ・ジョーンズ。そもそもは気心知れたメンバーでウィリー・ネルソンのカバーをするために集まったお遊びのセッション・バンドだったはずが、メンバー自身よほど居心地が良かったのか、CDまで出してしまったということらしい。
このアルバムから聴こえるノラの声は実に伸び伸びして開放的だ。一夜にしてスーパースターになってしまった戸惑いからつっぱったり背伸びしようとしたりしながら、等身大の自分を見つけたような安堵感。まるで実家に帰って幼なじみの仲間と遊んでいるみたいに。各メンバーの楽器もそれぞれがよく歌い、和気藹々としたハーモニーが心地よい。

長い間、カントリーなんてロックのかっこよさとは対照的なダサい音楽だと思いこんで敬遠してきたけれど、このアルバムを機にはまってしまった。ブルースとも共通する、どうしようもない今を抱ええつつ底辺で生きる人々の、嘆きや悲しみや喜びが生々しく表現された歌の世界を、リラックスしてあっけらかんと演奏する世界がそこにある。


(拙訳:Gotta Get Drunk)

飲まなきゃやっていられない
どうなってしまうかはよーく知ってる
やたら気前よくなっちゃって
誰かれかまわず手を出して
あげくブルースを歌う羽目になる
稼ぎをどうしようもない下らないことにつぎ込んで
そんな奴を何人も知ってる
けど、飲まなきゃやってられないんだ
どうなってしまうかわかってたって

飲まなきゃやっていられない
いい奴に会うとついつい気前がよくなって
ええかっこしたいだけなんだけど
医者が言うことはいつも同じで
自分を大事にしろ、ってさ
けど、世の中にゃ医者より酔っぱらいの方が断然たくさん
だからさぁ、もういっちょ行くとしようぜ



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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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