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♪億万長者の末路

小室哲哉の衝撃的な逮捕報道から一週間、もうメディアで小室の話題は消えた。
日々の暮らしに直接影響を与えないゴシップ報道の賞味期限は本当に短いもので、ニュースでのいじられ方のひどさ以上に、あれだけ一世を風靡した億万長者の末路をよりはかなく感じさせられてしまった。まぁ、実際小室哲哉の作る音楽なんて「作品」ではなく「製品」に過ぎないのであって、そもそもなんの興味もないし、どうだろうと僕自身にとっても何の影響もないのだけれど。

あるニュース番組で某女優コメンテイターが言っていた言葉がなんだかおかしかったのだ。
「そんなに稼いだんなら、世界中の貧しい人に寄付すればよかったのに」ってさ。
思わず噴き出してしまった。そっちのほうがよっぽどうさんくさいやろ!って。
そんな寄付なんて、よっぽどの聖人か、よっぽどやましいことがある人でないとしないでしょう?アハハ!

もし億万長者になったら、なんて設問は何の意味もないけれど、豪邸に住んで、高級外車を何台も駐車場に眠らせ、ジェット機で移動し、更なる海外進出を目論んで事業に投資し、地位と名声と金をバックに片っ端から女の子を口説き、都合が悪くなったら莫大な慰謝料を払って次の女に手を出す、怖いものなんて何ひとつなくまるで世界中を自分の意のままに操る…それはきっと、もし億万長者になれたら、誰もが一度はやってみたい夢、なんじゃないだろうか。その夢を実現させてしまったばかりに、どっぷりはまってしまって、落ち目になっていることがわかりながら一度得たそんな暮らしを手放せなかった小室哲哉の業の深さ。落ち目になって投資に失敗しても相変わらず浪費を繰り返しにっちもさっちもいかなくなって犯罪に手を染めてしまうその愚かさ。客観的に見れば見るほど単なる馬鹿で人としては最低でしかないのですが、自らの欲望に忠実であること、自らの愚かさに正直であること…それはある意味めちゃくちゃ“ロック”で“ブルース”な生き方なんじゃないかと思ったりもするのです。
少なくとも「貧しい人に寄付する」なんていう思いあがりもはなはだしいような発言をする人なんかより遥かに人間として信用できる気がする。例えばどちらかと友人にならないといけないと選択しなければならないのなら、圧倒的に後者だね。


小室哲哉関連のCDなんて一枚も持っていないと思ったら、実は一枚だけ持っていた。
安室ちゃんの『GENIUS2000』。“RESPECT the Power of Love”“Something about Kiss”“You're The One”とか、けっこう好き。今聴いてもやっぱりカッコイイ。これはもちろん安室奈美恵という存在感のあるのシンガーが歌うからこそではあるのだけれど、やっぱりある種の天才しか作れない音楽だったようにも思う。 

 AMURO

GENIUS 2000/安室奈美恵

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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