何らかの信仰心は人間にとって必要なのだろうと思う。 けれど、既存の宗教やら神様やら、守護霊やら前世やらにすべてを丸投げしてしまうのはあまりにも安易だと思う。ジョン・レノンが歌ったようにGod is a conncept、なのだ。自分の力でどうにもならないことをもっともっと大きな力のせいにして片付けてしまうシステムこそが「神様」。何かの宗教にどっぷりはまってしまうことは、高速道路にのって大型観光バスで有名観光地を巡るツアーみたいにお手軽でお買い得でお気楽なんだろう。それで心の安らぎが手に入るのならそれもいいだろう。 ただ、僕は自分の足で歩いて、自分の目で見たものを頼りに、自分の頭で考え自分の心で感じたことを信じたいと思うだけだ。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
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