FC2ブログ

Entries

♪Grapefruit Moon / Tom Waits

クロージング・タイム(紙ジャケット仕様)
Closing Time / Tom Waits


(拙訳:Grapefruit Moon)

グレープフルーツのようなお月様
ひとつの星が輝いて
僕を照らしてる

あの歌がもう一度聴きたくて
焦がれている僕のことがわかるかい?
あのメロディをきくたびに
心の中でなにかが壊れてしまうから

グレープフルーツのようなお月様
ひとつの星が輝いて
潮の流れは止められない

乗り越えられない運命なんて
実はなかったのかもしれない
あなたは僕のインスピレーション
けど、それにかかる代償は…

あのメロディをきくたびに
心の中でなにかが壊れてしまうから

グレープフルーツのようなお月様
ひとつの星が輝いて
もはや隠しきれはしない

心を清くするために
煙草をふかしてみる
星が暗闇に吸い込まれるように
なにがなんだかわけがわからなくなってくる

あのメロディをきくたびに
調子にのって木に登っていた

グレープフルーツのようなお月様
ひとつの星が輝いて
もはやそれしか見えやしない



澄んだ空、煌々と照らすお月様が西の窓からよく見える。
明日も早いのだけれどなんとなく眠る気になれなくて、いろんなことを思い出していた。トム・ウェイツの“グレープフルーツ・ムーン”を聴きながら、叶った夢や叶わなかった夢や、選ばなかった道の行く先の風景を想像してみる。心のすき間からこぼれ落ちるようなピアノの音色と、悲しみすら通り越してきたようなしゃがれた声。きつい酒でもあおって酔い潰れてしまいたいような、酔っ払ってしまったら少しもったいないような、そんな真夜中。

明日あたりが満月だろうか?
月は満ち、やがて欠けてゆく。そしてまた満ち、欠けてゆく。それは誰も止められない。誰も止められない。
けれど、見上げた空に月がある。ただそのことが安らぎや、時には力を与えてくれる。それだけでじゅうぶんなのだと思う。


スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://goldenblue67.blog106.fc2.com/tb.php/496-02090604

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

Profile

golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

Calendar

04 | 2020/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

Gallery

Monthly Archives