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♪Can't Stop Loving You / Van Halen

バランス
Balance / Van Halen


兄は高校生の頃からハードロック/ヘヴィメタルに狂っていた。田舎町に似合わない長髪とスリムのブラック・ジーンズと鋲のついた革ジャン。そんな兄を持った特権と言うか、兄のいないときによく兄のレコード棚からたくさんのレコードを聴かせてもらった。アイアンメイデン、ジューダスプリースト、スコーピオンズ、マイケルシェンカーグループ、レインボウ、ホワイトスネイク、オジー・オズボーン、AC/DC、ラウドネスにアースシェイカー、そしてヴァン・ヘイレン。どれもこれもエキサイティングで、ハードで、ワイルドで、お下劣で、なんでもいいから刺激的なものが欲しい年頃の少年にぴったりだった。けど、すぐ飽きた。もっと深みのあるかっこいい音楽をたくさん知ったから。僕にとってハードロックやヘヴィメタルは、わかりやすくとっつきやすいけどそれ以上の何でもない、少年ジャンプみたいなものだったのだろう。
そんな中で今も聴けるのはヴァンヘイレンとエアロスミスくらい。彼らの音楽からはかろうじて黒人音楽のルーツのにおいがするから。泥臭かったデイヴ・リー・ロス時代から比べると、サミー・ヘイガー加入以降ずいぶん滑らかになったけれど、おおらかというかアメリカンというか、からっと乾いた豪快さと単純さ、そしてツボを心得たポップさが心地よい。
クソ暑い夏の憂鬱を吹き飛ばすには、これくらいノーテンキで馬鹿げた音楽くらいがちょうどいい。そして、これくらいノーテンキに、バカになりきれたのなら、何にも悩むことなんてないのにな。

(拙訳:Can't Stop Lovin' You)

どんなものにも誰にでも
時と場所は用意されているけれど
いくら頑張っても何も来ないし変わらない
そんなときに、もう頑張らなくてもいいって言われたところで
もはやそうせずにはいられない
抱きしめてこう言いたい
投げ出すことなんてできっこない
どこへも行かないって言ってくれ
それとも俺がこう言うのを待っているのか?
「きみを愛さずにはいられない、何て言おうと何をしようと、本当だってわかるだろ。きみを好きな気持ちは止めようがない。」

友達を替えることはできる 
場所を変えることも 考え方も
言うことだってやることだって変えることは出来る
けど君の心の中をのぞいてみたら
そこに俺がいるのが見えるだろう
抱きしめて
聞かせて欲しい こんなふうに
「あなたを愛さずにはいられない、何て言おうと何をしようと、本当だってわかるでしょ。あなたを好きな気持ちは止めようがない。」

こんがらかって疲れ果ててしまった
思い出すのはどんなに俺たちが
ここまでやってきたのか
ただ屈服してしまうために?

たとえ終わりの日が来たとしても
本当の愛は死に絶えはしない
消え去りはしないのだから

きみを愛さずにはいられない
何て言おうと何をしようと本当のことなんだ
きみを好きな気持ちは止めようがない

どうすべきかはわかっているんだ
Mr.レイ・チャールズ
あんたの言ってたことは本当だったよ
きみを愛さずにはいられない
きみを好きな気持ちは止めようがない


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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