Ooh-La-La / The Faces フェイセズをもう一曲。
一番好きなのはロン・ウッドがちょっとおどけて唄うこの歌。
遊び人だったであろう粋なおじいさんから少年の頃に聞いた言葉に、いろんなことがあってやっと気付いた男の歌。
真剣に考えちゃだめだよ。
これぞフェイセズ一流の、とびきりいかしたジョークなんだから。
(拙訳:Ooh La La)
おじいちゃんの言ってたこと
鼻で笑って聞いてたけど
今思い出せば、渋い男だったんだな
彼が語ってくれたのは、女の人のよくあるやり方について
「おまえも十分知ってると思うけど
女はおまえを罠にかけて利用しようとする。
愛は盲目、おまえは優しすぎるから
それを決して見せてはいけないよ」
今僕が知っていることを
もっと若い頃に知っておくべきだった
今僕がやっとわかったことを
もっとやんちゃだった頃に知っておきたかった
「派手なカンカンショウはおまえを虜にしてしまうもんだ。
けど舞台裏は地味で、ドレッシングルームは灰色だ。
強がりは長くは続かないから、どうせすぐにばれてしまう。
愛は盲目、けどおまえはすぐに気がつくだろう
まだまだガキだってことに。」
今僕が知っていることを
もっと若い頃に知っておくべきだった
今僕がやっとわかったことを
もっとやんちゃだった頃に知っておきたかった
唇を求めても、ほっぺまででお預けで
自分がどこにいるのか見失ってしまう
もっと求めるのなら その先は夢の中
「哀れな孫よ、もう忠告してやれることはない。
結局自分で学び取らなきゃダメなんだ。私がしてきたように。
それは大変なことだけど。」
今僕が知っていることを
もっと若い頃に知っておくべきだった
今僕がやっとわかったことを
もっとやんちゃだった頃に知っておきたかった
ザ・フェイセズは、スティーヴ・マリオットが脱退したスモール・フェイセズのB.ロニー・レーン、Ds.ケニー・ジョーンズ、P.イアン・マクレガンに、ジェフ・ベック・グループをクビになったVo.ロッド・スチュワートとG.ロン・ウッドが参加して1970年に結成。ロッド・スチュワートのソロ活動と並行して1974年まで活動。その後ロン・ウッドはストーンズに加入、イアンもストーンズのサポート、ケニー・ジョーンズはキース・ムーン亡き後のザ・フーに迎え入れられた。
フェイセズは、そんな「スーパーグループ」のくくりで語られることが多いけれど、彼らの音から聴こえてくるのは、やんちゃ坊主たちのほのぼのした夢やちっぽけな楽しみや取るに足らない欲望や悲しみ。まるで学生時代の誰かの下宿で夜な夜な明け方まで飲み明かした頃みたいな。
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