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♪Love Letter / HALKO

HALKO
LOVE LETTER / HALKO

朝から優しい雨が降っていて、何か安らげるような音楽が聴きたくなってふと思い出したのがこれ。このアルバムに出会った経緯はよく覚えていないけれど、仲間内の誰かが好きだったのだろう。
桑名晴子は桑名正博の妹さんで、80年代前半に何枚かソウルフルなアルバムを発売しているものの、ぱっとした歌い手ではなかったようだ。
だから桑名晴子なんてそれまで見向きもしなかったけれど、このレコードには一目惚れ、いや、一聴惚れしてしまった。
シンプルでアコースティックなセットで、一つ一つの音が目の前で演奏されているかのように届いてくる。そして裸の気持ちをそのままさらけ出すかのような歌い方で歌われる恋心。耳元で囁かれるような言葉にくらっとしてしまう。
このレコーディングの頃、晴子さんはとってもいい恋をしていたのだろう。決して完璧な演奏、達者な歌ではないけれど、晴子さんの“想い”がくらくらするくらいに伝わってくるのだ。


泪のわけを話してあげる
悲しいわけじゃない
愛する人 手を伸ばしたら 届きそうになったの
恥ずかしがりや 素敵な笑顔 泣かせてくれるじゃない
指先まで感じているヨ
一緒に遊ぼうよ

河を渡ろう 舟つくって
そして抱き合おうよ
ちぎれた心が 大きな満月になる

おとぎばなしの続きをしましょ
胸躍らせながら
眠りにつく子供みたいに 素直になれたとき

河を渡ろう 舟つくって
そして抱き合おうよ
いつしか心が 大きな宇宙に帰るよ

河を渡ろう 舟つくって
そして抱き合おうよ
say,Down on the river
Down on the river

(河を渡ろう / HALKO)


このCDはインディーズでの録音。決して良い音質とはいえないけれど、すぐ目の前で晴子さんが歌っているかのような親近感が湧く。
本当に良い音楽は、技術や音質じゃない。もちろん売り上げ枚数で評価できるものじゃない。
CDが売れない時代だといわれ色んな分析があるけれど、結局のところ売らんがための大量生産的な音楽にもはや誰もが飽き飽きしているからじゃないだろうか?金儲けがあざとく見え隠れするものはもうみんなうんざりしてる。
金儲けが悪いとは思わない。お金が儲かるのは、その商品やサービスがたくさんの人から支持された結果だから。けれど、金儲けが結果ではなく目的になってしまった時、そこに不正や不誠実な行為がはびこるのかもしれない、と、コムスンやミートホープでの報道を見て改めてそう思う。
本物かどうか、それは、心が伝わってくるかどうか、なのだと思う。







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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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