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♪RHAPSODY Naked / RCサクセション

RHAPSODY NAKED (DVD付)
RHAPSODY NAKED  / RCサクセション


どんな話の流れだったのか思い出せないけれど、仕事場の休憩室で懐かしの漫画の話になった。僕の仕事場のほとんどはいわゆる団塊ジュニア。いわゆる「ガンダム世代」。ガンダム、タッチ、ドラゴンボール、キン肉マン、北斗の拳。全部まったくついていけない。
SFアニメはガンダムではなく宇宙戦艦ヤマトと銀河鉄道999だった。鳥山明といえばあられちゃんだった。ドラえもんはアニメより先に漫画を読んでいた。男の子のヒーローはウルトラマンと仮面ライダーとマジンガーZ。女の子はキャンディキャンディとベルばらだった。アルプスの少女ハイジはリアルタイムで見ていた。
話はいろんなところへ行ったりきたりする。
黒電話が家に引かれた日のことをはっきりと覚えている。
初めて見たテレビはもちろん白黒だった。
パンダが初めて日本に来た。万博に行った。長嶋茂雄の現役引退ももちろん覚えている。その年掛布が8番サードでデビューした。原辰徳の甲子園出場も。王の765号報道には正直うんざりした。
彼らの世代にとってのキャンディーズとピンクレディーは、僕らにとっての天地真理とアグネス・チャンだった。ドリフといえば、志村のひげダンスじゃなくて、カトちゃんの「ちょっとだけよ。」だった。
わずか5,6年の差が、彼らにとっては記憶より遥か以前の「紀元前」の出来事になってしまう。もちろん我々だってそうだ。ほんの5,6歳上の世代のリアルタイムが、僕らには紀元前だ。それはどの世代だってそうだし、小学生~中学生くらいにかけて夢中になったことっていうのは、思った以上にインパクトを与えているようだ。
話はやがて音楽の話になった。
「○○さんが中学校の時って、学生カバンになめ猫貼って横浜銀蠅でしょ?」
「いや、俺はRC。」
夜のヒットスタジオでど派手なメイクして『ロックンロール・ショウ』をぶちかまして、カメラに向かってガム吐き捨てて、芳村真理が露骨に嫌な顔してて、とにかくめちゃくちゃ衝撃的だったのを覚えている。
友達から借りた『RHAPSODY』をカセットにダビングして、毎日のように聴きまくっていた。あの頃はたった一枚のレコードを毎日聴いても飽きなかったのだ。おかげで、キヨシローのMCはほとんど覚えている。
「今日は最後までこんなに盛り上がってくれてどうもありがとう、WOO!感謝しまぁす。それじゃあ最後に、雨上がりの夜空に!OK、チャボ?」とキヨシロー。目で合図して(レコードで見えないって?でもわかるのだ)間髪入れずギターをカッティングするチャボ。うなるドクトル梅津のサックス。うーん、かっくいい!
盛り上がってきたところですぐアンコールになってしまうのが短すぎて、「いつか、このライブアルバムの完全版が出ないものか」と思っていたら、唐突に出た「25周年記念」の二枚組+当時のライヴ映像のDVD付き『RHAPSODY Naked』。
清志郎もチャボもこのアルバムの発売に関して「そんなもの今頃出してどうするんだ」と渋ったらしいけれど、当時どん底だった清志郎の、起死回生一発逆転の気合を込めたはじけんばかりのエネルギーの塊にこうして今も接することができることは、悪いことじゃない。うぶな少年の人生観をひっくり返すくらいのパワーがそこに確かにあった。
多感な年頃の始まりにRCサクセションに出会ってしまったことは、僕たちの世代の最大の幸運でありひょっとしたら最大の不幸なのかもしれない、と思う。


エネルギー,Oh,エネルギー
空を飛べ 海に突っ込め 地面を持ち上げるエネルギー
エネルギー,Oh,エネルギー
川の流れなど変えてしまえ
誰にも負けないおいらのエネルギー
あいつもぼけたぜ 寒くて震えてるぜ
チクショー 陰口たたいている奴等
ぶっとばす だからエネルギー
エネルギー,Oh,エネルギー
だからおいらにもう一度カロリー
若き日の百万馬力

ただ座ったままで年老いていった奴を知ってるぜ
でもおいらにカンケーねぇねぇねぇ
誰にも負けないおいらのエネルギー
あいつもぼけたぜ ワンパターン マンネリ
チクショー 陰口たたいている奴等
ぶっとばす だからエネルギー
エネルギー,Oh,エネルギー
戻ってきてくれおいらのこの胸に
誰にも負けないおいらのエネルギー
百万馬力 不滅のエネルギー
山をも崩すエネルギー
誰にも負けないおいらのエネルギー

  (エネルギー,Oh,エネルギー)



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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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