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♪紫陽花のうた / 浜田省吾

青空の扉
青空の扉 / 浜田省吾


六月の雨の雫
紫陽花の花 北鎌倉
横須賀線のプラットホームに、君と

静かな 静かな雨の午後
微かな 微かな木々の声

何も奪わず
何も求めず
君を愛したいと願う

誰にも話せない恋だから
誰にも譲れない恋だから

すべてを与えて
何も求めず
君を愛したいと願う

渋滞の海岸通
そぼ降る雨に煙る江ノ島
水平線にほおづえつく
君の愛しい横顔

I'll give you my heart
I'll give you my soul
Stay with me forever
I'll give you my heart
I'll give you my soul
We can be together

So closed and so far
everytime when we touch each other

   (紫陽花のうた / 浜田省吾)



梅雨入りしたらこの曲について書こうと思っていたけれど、いざとなるとなかなか難しいものだ。
浜田省吾の音楽は僕にとっては、ある一時期ものすごく仲がよかったけれど、新しい世界を知るたびに疎遠になっていった中学時代の友人みたいなもので、熱心にその世界を追い続けてきたわけではないのだけれど、この曲の入ったアルバム『青空の扉』はとても心地良い。
有名なロネッツの「Be My Baby」のカバーで始まる11の歌のほとんどが、浜省がまだスーパースターになる前の20代半ばの頃に歌っていたような甘く切ないラブソング。心地良さの理由は、歌に込められたピュアでナイーヴでセンチメンタルな世界が、初夏の頃のような風を運んでくるからだと思う。
浜省といえば「日本のブルース・スプリングスティーン」みたいな、ともすれば「大上段に構えた社会派メッセージを歌うシンガーソングライター」みたいなイメージがあるけれど、この人の本質はこのアルバムのように、ピュアでナイーヴでセンチメンタルなところだと断言する。それは、「多くの男の本質は」と言い換えてもそうはずれてないように思うのだけれど。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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