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♪嘉門雄三&VictorWheeels Live!

嘉門雄三 
嘉門雄三&VictorWheeels Live!

クラプトンを立て続けに聴いてたら聴きたくなったのがこのレコード。
小林克也のMCに続いて、のっけからO.V.ライトの“Trying to live my life without you”で始まり、ビリー・ジョエルやらザ・バンド、B面はクラプトン・メドレーにディラン、ビートルズ。
嘉門雄三って誰?って、声を聴けば一聴瞭然、サザン・オール・スターズの桑田佳祐その人。後のKUWATA-BANDの原型になったようなメンバーとの覆面洋楽カバーライヴの模様を収めたアルバム。
このアルバム、僕はカセット・テープで持ってますが、実はCD化されてないらしいね。そのへんのこだわりは桑田佳祐らしいけれど、とってもいい作品だから再発してほしいですね。

サザン・オール・スターズが「勝手にシンドバッド」でデビューした時、僕は小学校6年生。修学旅行のバスの中で誰もが「今何時?」「そうねだいたいねぇ~」って真似してたのを覚えている。そんなガキンチョたちが異性にときめく頃に出た「いとしのエリー」にドキドキし、そして洋楽を聴いてるのがカッコイイって思い始めた頃に出たこのアルバムが、洋楽への入り口になった。
その後サザンはほとんど聴いてこなかったけれど、高校生の頃はまってた“不揃いのりんごたち”みたいに、僕らの世代のB.G.Mとしていつもどこかで聞こえていたサザン・オール・スターズ。
あのとき修学旅行のバスで一緒に騒いでいた奴等が、今どこで何をしているのかまったく知らないけれど、それぞれの人生のそれぞれのポイントで、サザン・オール・スターズが流れていたのではないか、と思う。それは何かほんの少し心温まることのような気がするのです。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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