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♪A Swingin' Affair / Dexter Gordon

Swingin Affair
Swingin Affair / Dexter Gordon


デクスター・ゴードンの代表作といえば「Our man in Paris」か「GO」というのが相場。
このアルバムは、その名盤「GO」と同じメンツ(p:ソニー・クラーク、b:ブッチ・ウォーレン、ds:ビリー・ヒギンズ)で2日後に収録されたセッション、とのこと。どうりでリラックスして気心知れた雰囲気が漂う。技術的に飛び抜けてすごい演奏でもない、解釈の革新性もない、鬼気迫るような情念もない、まるでそこらのバーで演奏しているようなチープさ。
しかし伝わってくるのは、演奏者がこの日のセッションを心地よく楽しんだってこと。演奏の隙間から、メンバーの充実した気持ちがほわっと伝わってくる。「聴き手を楽しませよう」という魂胆見え見えじゃなく「プレイヤー本人がすっかり楽しんでいる」ことが結局聴き手を楽しくさせるのです。
こういうアルバム聴くと、音楽ってやっぱりいいなぁ、って思います。そしてそんなアルバムが数知れず眠るジャズの世界の奥行きの深さに敬礼したくなります。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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