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♪Our man in Paris / Dexter Gordon

Our Man in Paris
Our Man in Paris / Dexter Gordon



プロ野球が開幕して2週間。小学生の頃、兄貴と一緒によく球場に連れて行ってもらったものだった。藤井寺球場のバファローズ戦や大阪球場のホークス戦。そんな馴染みから僕はずっとパ・リーグファン。どちらの球場も今はないし、球団も代わってしまったけれど。

ジャズの世界で言えば、マイルス・デイビスやコルトレーン、ソニー・ロリンズが長嶋や王や田淵だとしたら、僕が好きなのは少しB級だけど味のある、パ・リーグのスターのようなプレイヤーたち。例えば…豪快な長打力で三振かホームランかのジャッキー・マクリーンや、小技を効かしたミラクルを連発するドナルド・バード、守備はかっらっきしだめだけどチャンスにはめっぽう強い指名打者みたいなオーネット・コールマン。
僕の中でのデクスター・ゴードンのイメージは、豪快スイングでホームランをかっ飛ばす長打力もあるけれど、ランナーたまっている場面では犠牲フライもきっちり打てる五番打者。頼れる寡黙な打点王。
デクスターのブロウは男らしさを感じさせる。それも、ほんの少し古臭いタイプの、情にもろくて口下手で、けどいざというときは頼りになるような感じの。例えばブレーブスの長池徳士とか、後にヤクルトへ移籍した大杉勝男とか、そんな「昭和の男」のイメージ。
もうそんな男ももうすいぶん少なくなってしまったけれど。


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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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