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♪Swing,Swang,Swingin' / Jackie Mclean

スイング・スワング・スインギン
Swing,Swang,Swingin' / Jackie Mclean


ジャズが好きになったのは30も過ぎてからだった。
いまひとつピンと来ないまま敬遠していたジャズに目からウロコが落ちたのは、ビル・エヴァンスやアート・ペッパー、そしてこのジャキー・マクリーンだった。彼らの音からは「ジャズかくあるべし」なんて理屈以前の「うた」が聴こえてくる。音楽にする以外に表現しようのない想いがその一音一音からとめどなく溢れてくる。僕はそこに惹かれた。だから、正しくは「ジャズ・ファン」ではなく「歌の力」の魅力に惹かれているだけなのだと思う。
そんな理由で未だにワン・ホーンのアルバムが好きだ。歌心がまっすぐ届いてくるから。
マクリーンはその長い活動期間の中でいろんなことに挑戦したけれど、一番好きなのはこれ。「素」のマクリーン、サックスを吹くことが楽しくてたまらないマクリーンの姿が垣間見える。ワンホーンでは少しくどいくらいの、時々吹ききり方が怪しいときもあって、全部聴くとややお腹一杯気味だけど、なによりもいいのは底抜けの明るさ。田舎から出てきたての男が都会で田舎弁丸出しで奔放に振舞っているような、素直で素朴であっけらかんとした明るい演奏。マクリーンにはしかっめ面よりそんな朗らかなスタイルがよく似合う。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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