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♪Machiko / SION

STRANGE BUT TRUE(紙ジャケット仕様)
STRANGE BUT TRUE / SION


午前五時 電話が鳴る
「ただいま。」 おまえが言う
1200km離れて 俺らは一緒に暮らしてる
Machiko 何かみっともないくらいに
Machiko お前に会いたい

名前を呼ぶ 何度も呼ぶ
それだけで楽しくなる
話したい キスしたい
二人で街を歩きたい
Machiko 何かみっともないくらいに
Machiko お前に会いたい

想う気持ちがどんどん走り出す
今夜 素面のまま
俺の頭はかなり錆付いちゃきてるけど
ここだけはキレイだ
お前に会いたい
Machiko・・・
Machiko・・・
  (SION / Machiko)



1200km離れて鳴る午前五時の電話。このふたりはどんなシチュエーションで暮らしているんだろう?
遠距離恋愛をしたことはないけれど、会いたくてもすぐに会えないときのもどかしい気持ちやせつない気持ちはよくわかる。
例えば、電話や文章でのやりとりでおきる想いのスレチガイやイキチガイ。顔を会わせば言葉を交さなくてもお互いのことがすぐにわかるのに。

トム・ウェイツのレコーディングにも参加していたギタリストのマーク・リボットや、ジム・ジャームッシュの『ダウン・バイ・ロウ』にも出演していたジョン・ルーリーの兄 エヴァン・ルーリーらと行われたニューヨーク録音。アルフレッドじいさんの奏でるバンドネオンがせつなく響く。

ちなみに、SION氏自身のこの曲へのコメント。
『「Machiko」って唄はなかったです。
あったけど、レコ-ディングのテ-プがまわるまで、違うタイトルで違う歌詞でありました。なぜなら、照れ臭かったからであります。
曲が終わった後、マ-ク・リボットがプロデュ-サ-に「リハ-サルと違うみたいだけど、シオンはなに唄ったんだ?」プロデュ-サ-は「俺もわからない」。
そんないろっぽいレコ-ディング。』
そんな照れたコメントを残すところを見ると、この詞の世界、シオン自身の実話なのかな?自分の歌にうそをつけない人だから、多分そうなんだろう。




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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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