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♪You're Only Lonely / J.D Souther

You're Only Lonely
You're Only Lonely

J.D. Souther

(拙訳:You're Only Lonely )

まるできみの小さな肩に世界が崩れ落ちてきそうな時
さみしくて、自分自身の存在がものすごく小さく感じてしまうときは
抱きしめてくれる誰かが必要だ
ぼくの名前を呼んで
きみがさみしい時は
恥ずかしいことじゃないよ
きみがさみしい時は

立ち向かわなきゃいけない夜
誰かがそばにいてくれたらとても心強い
きみがまだ怖いもの知らずだった頃からぼくはそこにいた
そして、きみのそばにいる最後の者になりたいと願っている
ぼくの名前を呼んで
きみがさみしい時は
恥ずかしいことじゃないよ
きみがさみしい時は

それは罪じゃない
まだまだたっぷり時間はあるさ
何も間違ってはいない
ぼくもさみしいんだ
ぼくが必要なら
ぼくに電話してよ



ちょっと「You've got a friend」のアンサーソングみたいなこの歌は、1979年の大ヒットナンバー。当時12歳だからリアルタイムで聴いたのかどうだかはっきりした記憶はないけれど、Billy Joel“Honesty”や Boz Scaggs “We're All Alone”とともに、自分史のずいぶん初期の頃から耳になじんでいた歌のひとつ。まだ愛だの恋だのなんてなんもわからん頃。何となくわからないなりに恋する気持ちってこの歌みたいにせつなく甘酸っぱい感じのものなのかなぁ、なんて思っていた。
もちろん今だってまったくわかったうちには入らないのだけれど。

昔は、恋愛というものは、長い時間をかけてじっくり育った果実のようなものだと思っていた。自分の心に、或いは二人の間に育った果実。そのおいしそうな果実をどうやって味わうのかだけが重要な事柄だった。
今思うのは、恋する気持ちはある種の欠落なんだということ。心の中に開いた穴ぼこ。そのピースがなければ埋まらない、満たされない心の中のある部分。「欠落」という言い方の聞こえが悪ければ、お互いの心の中の一部分をお互いに預けあったような感じ?自分が自分であるための重要な手がかりが、相手に預けてしまった心のある部分の紙切れに書かれてあったりするような、その部分がなければ自分が自分として成り立たないような。
うまく説明できないけれど、人はきっと誰でも心のある部分をそうやって誰かと共有しあうことで成り立っている生き物だ。歳をとるたびにそんな思いは強くなっていく気がする。

最後のセンテンスのCall meは、あえて「呼び出してよ」ではなく「電話してよ」って訳しました。実際会えないとしても、電話やなんかで相手と繋がっていることを感じられることが大事だから。今の時代なら「メールしてよ」になるのかもしれないけれど。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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