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♪最後の春休み

SEASONS COLOURS-春夏撰曲集-
SEASONS COLOURS-春夏撰曲集-

松任谷由実、荒井由実

春休みのロッカー室に
忘れたものをとりに行った
ひっそりとした長い廊下を
歩いていたら泣きたくなった

目立たなかった私となんて
交わした言葉数えるほど
アルファベットの名前順さえ
あなたはひどくはなれてた

もしもできることなら
この場所に同じ時間に
ずっとずっとうずくまっていたい

もうすぐ別の道を歩き
思い出してもくれないの
たまに電車で目と目があっても
もう制服じゃない



卒業シーズンとともに懐かしい思い出がふと思い出されるように思い出したユーミンのこの歌。
卒業、って言葉そのものが、ずいぶん懐かしい響きがする。
懐かしくなって卒業した学校に遊びに行くとする。最初の一年や二年は懐かしい先生や後輩や自分と重ね合わせたくなる学生の姿があったりして思い出を素直に甦らせることができる。
けれど、やがて、いつの間にか、懐かしさのあまりに卒業した場所を訪れたとしても、それは、そこが今はもう自分の場所ではなくなくなってしまっていることに気付かされてしまうだけのことだと解ってしまうのだ。
かつては自分の場所だったものが、今は自分の場所ではない、その何ともいえない寂しさをどう表現すればいいのだろう。
校舎は今もそこにある。けれど、そこにもう僕はいない。
同じ場所に同じ時間にずっとうずくまっていることなど、できはしないからこそ、そんなことわかっているからこそ、そう願ってしまうのかもしれないな。







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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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