台風去って、よく晴れた秋の空。 “さびしさに 宿をたち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮” ってのは確か百人一首の誰の句だったかしら? さみしさに居たたまれなくなって誰かに寄り添おうとしたのに、逆にすれ違ってしまって余計にさみしさがこみ上げてきてしまう、そんな感じなのでしょうか? 秋っていう季節は、なんとなくひとりでぼぉっとしているのが心地よい。 さみしくはない、哀しくもない、それなりに過ごしてきた日々の満足感だってある。 ただ、ほんのちょっとの感傷に耽りたい気分。 そんな秋の夕暮れに。 October Road/James Taylor 力まずに肩の力を抜いてナチュラルに、穏やかな感傷で語りかけてくるジェイムス・テイラー。
歳を重ねてこその熟成した味わいが心地よい。
Rickie Lee Jones/Rickie Lee Jones ふわふわと頼りなげかと思えば芯にはしっかりした強さを持ち、時には優しく時には残酷で、世の中のことをすべて悟っているかのように大人びているかと思えばまるで少女のようにキラキラと目を輝かせて夢を語る、そんな女の子には決して敵わない。
The Band/The Band 秋になれば無性に聴きたくなるTHE BAND。
収穫の喜びのような実り豊かな音楽を奏でる、シャイで無骨で心優しく傷つきやすい男たち。
ハッピーで滑稽で物悲しくも愛おしい日々の唄。
Music/Carole King やわらかな秋の日差しに包まれたような優しげなメロディ、たおやかな歌声。
多くを望まずに足ることを知れば、日々は穏やかになる。
Chicken Skin Music/Ry Cooder 古いフォーク・ブルースや南部音楽をベースにテキサス・メキシコからハワイアンまで取り入れたライ・クーダーの音楽の旅。そのゆるーい音に心和む。
やるせなくレイジーな歌声とギター、けれどそのまなざしは暖かで優しげだ。
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