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♪Independence Day / Bruce Springsteen

The River
The River

Bruce Springsteen

(拙訳:独立の日)

親父は「もう遅いぞ」って言ってベッドへ向かう
いつもと何も変わらず 何も言葉を交さない
僕は今朝、St.メアリーの門を通って出て行くつもり
もし僕と父が何か手立てを考えたとしたって
結局何にも変わらなかっただろう
この家の暗闇が 僕と父を捕らえていたし
それからこの街の暗闇もそうだ
けれど、決して奴等は俺に触れられない
そしてあんたも
奴等があんたにしてきたことを見てきた僕に
奴等は僕に何も手出しは出来ない

だから
さようなら
今日は独立記念日だ
退路は全て絶った
さようなら
今日が独立記念日だ
今度こそ



今までに何度か、自分自身で決定的な意思決定をしてきた日が。あの日、あんなふうに決心したから、こっちのほうへ歩いてきたんだな、と思い出す日が。

高校3年生だった。家から、そして生まれ育った町から出て行きたい一心だったと思う。このまま家に居たら、このままこの町で暮らしたら、何も自分では行動しないまま、だらだらと与えられるものに文句ばっかりつける嫌な人間になってしまいそうだった。新しい場所で自分の力で生活したかった。この町でなら、この家でなら、安心して暮らせることは補償されている、でも、今出て行かなければ自分の中の大事な何かが錆び付いて動かなくなってしまうと思った。進路を選ぶ、なんて誰もが通る道。けど、周りのほとんどの友人は進路に選ばれているように見えた。自分の手で進路を選びたかった。

あれが僕の「独立記念日」。

そうやって出て行った先で、同じようにさまよい出てきた幾人かの友人との出会いがあった。あの日決心が鈍っていたら、今頃僕の心には、無数の蜘蛛の巣が張られてしまっていたかもしれない。





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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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