Uh Huh John Mellencamp
(拙訳:Authority Song)
奴等はいつもおまえを「そこそこの場所」に置いておきたがる
そしておまえが笑っていりゃ安心する
奴等はそんなのがキュートだと思い込んでるんだな
まったくおかしなことだぜ、まったくよ
俺は権威と戦う なぜって権威がいつも勝ちやがるから
俺は権威と戦う なぜって権威がいつも勝ちやがるから
ガキの頃からそうしてきたんだ
でんぐり返りで登場だ
俺は権威と戦う なぜって権威がいつも勝ちやがるから
そこで俺は牧師を呼んでこう言った
「5ラウンド、戦える力を俺に授けてくれ」
ところが奴はこう言ったね
「なんじに必要なものは力なぞではない もっと成長しなければならんぞよ」
俺はこう言ってやったさ
「成長するってことはトシをとること、トシ取るってことは死んでしまうこと。死ぬことが面白いとは思えないけどな!」
俺は権威と戦う なぜって権威がいつも勝ちやがるから
俺は権威と戦う なぜって権威がいつも勝ちやがるから
ガキの頃からそうしてきたんだ
でんぐり返りで登場だ
俺は権威と戦う なぜって権威がいつも勝ちやがるから
ジョンの少年時代のエピソードなのだろうか、ジョンの反骨精神がよく出た曲だと思う。牧師とのやりとりなんてほとんど屁理屈に近いモンがあるけれど…こんなガキんちょスピリット、心の隅っこにどっかでいつも持ち続けていたいと思う。
このAuthority song収録のアルバム“Uh-Huh”は1982年の“AmericanFool"の大ヒットで一躍メジャーになったジョンが“クーガー”の芸名を捨てて本名メレンキャンプを初めて名乗った作品。押し付けられた芸名がよっぽど嫌だったらしい。そのサウンドは、土埃が舞うようにアーシーで、シンプルでワイルドでチープ。ラブソングなんて一曲もなし。あんな大ヒットのあとだからもっと派手にポップになっても良さそうなものなのに、いや、大ヒットアルバムのあとだったからこそ、この反骨児は、とことんシンプルでワイルドなアルバムを作り上げたのに違いない。周囲・・・目先の儲けに群がる奴等・・・の反対を持ち前の反骨精神で振り切って。ここで日和ったら一生日和り続けてしまう、一生嘘をつき続けてしまうと覚悟していたのだろう。本当の自分自身で在り続ける為に。ただのポップスターに成り下がらないために。
サウンド、スピリットとも最高のロックンロールレコード。
どこまでも「個人」であり続けたい人たちに聴いてほしい。
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