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♪上々颱風

上々颱風
上々颱風

上々颱風

某自治体主催の人権関係のイベントに上々颱風が出演していたので見てきた。シャンシャンのライブ見るのは、かれこれ10年ぶりくらいだろうか。相変わらず高いレベルの演奏力、ツボを心得たステージ進行で、おそらくはじめてシャンシャンを見聞きするであろう、普段は音楽を聴かないような聴衆を相手に見事盛り上げまくっってくれた。5才の娘も飽きることなく手拍子して興奮してました。

上々颱風のデビューは1990年。リーダーの紅龍、名前どおりどっか社会主義に憧れかぶれた世代の臭いがする。ひとつ間違えば怪しげな宗教の教祖に納まってなかったか?と思わせるような風貌。その紅龍が作るややもすれば理想主義に偏りがちな楽曲の背骨を支えるリズム隊は、ジャズ・R&Bを基礎としレゲエやアフロ、アジア的なリズムまで完璧。そして白崎映美・西川郷子という対照的なキャラの女声ツイン・ヴォーカル。「楽器としての声」を追求する理知的な西川と、MC含め田舎物まるだしで奔放で野生的な白崎。

上々颱風が作り出す音楽は、自分の育ってきた文化(=戦後アメリカナイズされた文化)である、フォーク・ロック・ジャズ・ソウルを縦糸として、自らのルーツである農耕民族のまつり囃子や、世界中の民俗音楽を横糸として、ミックスして織り成すことで、現代社会でもはや失われつつある共同体意識を再生しようとする行為であり、彼等がその一見脳天気なその実屈折したその音楽を奏でるとき、そこに幻の共同体が現出するのである。

・・・・・などと理屈をこねても始まらない、なんだかんだいっても、数万年の脈々とした流れを受け継ぐ農耕民族の血には逆らえない。まつり囃子が流れてきたら、おどらにゃソンソン、です。








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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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